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カニューレホルダーの交換手順
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カニューレホルダーを交換する人
- カニューレホルダーをはずします。
- 皮膚状態を観察します。
- 首をきれいに拭きます。
- カニューレホルダーを気管カニューレの穴に通し固定します。
- カニューレホルダーのきつさを確認します。(人さし指1本が目安)
気管カニューレを押さえる人
- 子どもの頭と気管カニューレを押さえて、気管カニューレが抜けないように声をかけ合いながら気をつけます。
- ①を行いながら顔色、表情、呼吸の状態を観察します。
- 首が拭きやすいように、お子様の顔の向きを変えたり、軽く頭を持ち上げたりします。
- カニューレホルダーをはずします。
気管カニューレ交換
気管カニューレは体になじみやすく耐久性のある素材で作られていますが、使い続けているうちに細かいキズなどが増えて痰で閉塞しやすくなります。閉塞予防のために月に1~2回程度、外来での定期的なカニューレ交換が必要となります。
気管カニューレは「特定保険医療材料」と呼ばれる器具で、個人で購入することができません。退院時に予備カニューレを1セットもらって置き、抜けや詰まりなどのカニューレトラブルに備えて常に携行します。カニューレ挿入の手順は、退院までに必ず練習をしておく必要があります。また、トラブルに備えてカニューレ再挿入に必要な物品はひとまとめにしてすぐに使用できるようにしておきましょう。
気管カニューレ交換方法
- 必要物品 気管カニューレ・カテゼリー・カニューレホルダーアンビューバッグ 肩枕(バスタオルを巻いたもの)吸引用具一式
- 新しい気管カニューレの準備(緊急時はカニューレ挿入後に装着します)
カニューレの固定用の穴にカニューレホルダーのテープ部分を通しておきます。気管カニューレ先端にカテゼリーをつけます。 - 明るいところに子どもを寝かせます。首まわりがよく見えないときは肩枕をします。可能であれば、気管内吸引をしておきます。
- 古いカニューレホルダーをはずし、気管カニューレを静かに抜きます。
- 準備しておいた、新しい気管カニューレを「C」の字を書くように挿入します。(挿入の刺激で咳き込むことがありますが、慌てずに交換が終わってから吸引をします。)カニューレの本体部分に指を添えながら、オブチュレーター(カニューレの中のガイドワイヤー)を引き抜きます。(内筒が入った状態では呼吸ができないので注意!!)
- 肩枕をはずし、カニューレホルダーを人さし指1本が入る程度のきつさに調節し、表情や呼吸・顔色を観察します。