気管切開チューブのある生活

生活の工夫

生活する上での工夫(家族として)
  • Q大量の在宅物品をどのように家においていますか?
  • A①毎日使う物とストック物品に分ける。母の他に父、訪問看護師さんも使用するためどこに何があるか分かりやすく整理しておくとよい。
    ②ストック物品は母が管理
  • Q吸引器は家の中でどのように設置していますか?
  • A①吸引器は2台持ちがいいと思います。壊れた時にデイーラーさんは替えの吸引器の貸し出しはしていないので、修理が買い直しの期間に使用する吸引器は自分たちで確保しておく必要があります。
    1台目は自費購入。2台目は障害者手帳で申請しました。
  • ②吸引器の設置と管理
    ・痰がたまるボトルは毎地に中性洗剤で洗浄。
    ・チューブ内は1回/週にキッチン用漂白剤できれいにする
    ・吸引カテーテル・・・毎日交換(ドライ法)
    ・カテーテルを入れるボトル・・・毎日交換(食洗機で高温洗浄)
    →これを母が毎日やるのはとても大変なので我が家は出勤前の父が担当です。
  • ③カテーテルを入れるボトルの種類
    吸引カテーテルと吸引器のチューブをその都度接続することも手間なので接続したまま置いておけるボトルはとても便利です。蓋があるので落下菌からもある程度防げます。ガラス製のため外出時には不向きです。
  • Q夏場はカニューレテープの下の皮膚がかぶれませんか?
  • Aリモイスクレンズという拭き取り洗浄剤で毎日皮膚を清潔にしています。これのおかげで一度もかぶれたことはありません。水で洗い流す必要がないので、気管切開部に水が入る恐れもないですし、ケアの時間短縮にもなります。
  • Qパパにもいろいろ手伝って欲しいけどどんな風に分担してますか?
  • A退院してから母と父の分担表をつくりました。ケアの他にも、母の搾乳、母の入浴、母の睡眠を24時間のなかで作るには父の協力が不可欠です。表を作成することで24時間の中でやるべきことがこんなにあるということを夫婦で理解できました。また、この表をみて祖父母も何をいつ手伝えばいいのか理解してくれました。また、父、祖父母の協力の他にも訪問看護師さんの協力を得る事は絶対に必要です。

日常生活の制限と注意