新病院長のご挨拶
2022年4月1日より、笠原群生(前・特命副院長、臓器移植センター長)が国立成育医療研究センター病院長に就任いたしました。就任にあたり、ご挨拶申し上げます。
はじめまして。令和4年4月1日から病院長に就任しました笠原群生と申します。私は平成8年から27年間、国立成育医療研究センターに赴任してから17年間、移植外科医として多くの患者さんの手術を執刀してまいりました。移植医療は尊いドナーさんの意志により成り立つ崇高な医療で、高い倫理観と技術を要する手術です。外科医として患者さんに手術治療をさせていただき、医療者としてどうあるべきか自問自答し、謙虚に医療に向き合ってまいりました。
当センターには、日本全国および海外から高度医療を受けるために、たくさんのお子さん・妊婦さんが来院されます。ナショナルセンターという病院の使命から、非常に重篤な疾患の方・稀な病気の方も多くいらっしゃいます。当センター職員が一丸となって、1人でも多くのお子さん・妊婦さんが元気になって笑顔で退院できるよう、学校に行けるよう、社会に出てお父さん・お母さんになれるよう、おじいちゃん・おばあちゃんになれるよう、私たちに何ができるか、多職種で様々なアイデアを出しながら、よりよい医療を患者さんに提供してまいりたいと考えています。
患者さん皆様のご支援とご助言を、心よりお願い申し上げます。
病院長 笠原群生
新病院長の経歴
- 1992年 群馬大学医学部卒業
- 1992年 群馬大学外科レジデント
- 1996年 京都大学移植外科レジデント
- 1999年 京都大学移植外科助手
- 1999年 群馬大学大学院医学研究科博士課程 修了
- 2002年 英国Kings College Hospital, Liver transplant unit, Clinical fellow
- 2003年 京都大学移植外科医長
- 2005年 国立成育医療研究センター 移植外科医長
- 2006年5月 群馬大学非常勤講師
- 2011年6月 国立成育医療研究センター 臓器移植センター長
- 2012年5月 岩手医科大学 非常勤講師
- 2016年1月 インドネシア大学教授
- 2017年4月 国立成育医療研究センター 特任副院長
- 2018年12月 海南大学(中国)教授
- 2021年 湖南大学(中国)客員教授
- 2022年4月 聖マリアンナ医科大学客員教授
- 2022年10月 ニムズ大学(インド)教授
- 2022年4月 シズガノフ国立科学外科センター(カザフスタン)名誉教授
- 2022年12月 厚生科学審議会専門委員(臓器移植委員会)
- 2022年4月 国立成育医療研究センター 病院長