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「Withコロナ時代のママのための健康サポートプログラム"構築に 向けたアンケート調査」~約3割の人が月経で悩んでいるのに、半数近くが相談できる産婦人科がない~

国立成育医療研究センターでは、当センターでご出産された女性、および当センターに通院中のお子さんのご家族に対するサポート体制を構築するため「Withコロナ時代のママのための健康サポートプログラム"構築に向けたアンケート調査」を行いました。今回の調査テーマは「月経」で、産後3年以内のお母さんからご回答いただいた結果をまとめましたのでご報告いたします。
ご協力くださいました皆様、ありがとうございました。

アンケート概要

  • 実施時期:2021年7月21日~11月3日
  • 対象:産後3年以内の女性
  • 実施方法:Microsoft formsによるインターネット調査
  • アンケート内容:月経の悩みについて
  • 主な結果: 合計738人の方から回答をいただき、有効回答数370人でした。(産後1年未満140人、産後1~3年230人)

Q1:月経の悩みはありますか?

月経の悩みを抱えていらっしゃる方が112人(全体の30%)もいました。
※悩みのない方は、258人(全体の70%)

月経の悩みに関するグラフの図

Q2:月経についての悩みはどんなものがありますか?

悩みの内訳としては、月経時の痛みや月経不順、月経前症候群などが多く、そのほか、産後月経が再開しない、不正性器出血などのお悩みも聞かれました。
月経の悩みに関するグラフの図

Q3:かかりつけの産婦人科の有無について

月経のお悩みをお持ちの方が多くいらっしゃる一方で、約4割強(164人)の方が産後、ご自身のからだのことを気軽に相談できる産婦人科を持てずにいることがわかりました。

かかりつけの産婦人科の有無に関するグラフ

まとめ

皆さまより寄せられたアンケート結果から、月経の悩みを持っておられる産後3年以内の女性は3割と比較的多いにも関わらず、4割以上の方はかかりつけの産婦人科をお持ちでないことが明らかになりました。産後の女性は育児や家事などで忙しく、自身の受診が遅くなる傾向にあります。また小さいお子さん連れで受診されることに抵抗もあるようです。産後のお母さんが、ご自分の健康管理のために近くの産婦人科を気軽に受診することができるよう、産後健診時などに医療機関や自治体が近くのクリニックなどの情報を提供し、地域の医療につなげることの必要性が見出されました。









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