代表: 03-3416-0181 / 予約センター(病院): 03-5494-7300
〈月~金曜日(祝祭日を除く)9時〜17時〉

  • アクセス・交通案内
  • 予約センター
  • MENU

Dr. Chambersが、女性の健康総合センターを訪問

妊娠中の薬の安全に関する研究者の第一人者Dr. Chambersが、女性の健康総合センターの妊娠と薬情報センターを訪問されました。
Dr. Chambersは、カリフォルニア大学サンディエゴ校(UCSD)の小児科学教授で、UCSDおよびRady Children's Hospitalの小児科臨床研究副部門長を務めておられます。妊娠レジストリを多数実行し、妊娠中の薬物曝露の研究をリードしてこられました。

女性の健康総合センターの小宮センター長との対談では、日本における女性の健康に関する専門機関の設立は、重要な意義を持つと述べられました。さらに、この機会を捉え、国際的な研究協力の機運が高まることへの期待も語りました。女性の健康は多岐にわたる課題があり、各国が連携して取り組むことが不可欠とされています。小宮センター長も、国内外の研究者や医療従事者が知見を共有し、先駆的な取り組みを推進する場となることを願うことを強調しました。

妊娠と薬情報センター主催の講演会でDr.Chambersは、妊婦における薬の安全性を調べるための情報収集は不可欠であり、その一つの方法として妊娠レジストリが重要な情報収集の手段であると指摘しつつ、米国での経験から個別のレジストリ立ち上げには弊害があると述べ、今後は効率化を図るアプローチが必要だと強調しました。
妊娠と薬情報センターの山口センター長との対談では、将来的な展望として、国際的なデータ共有の重要性も指摘しました。このアプローチにより、妊婦における薬の安全性に関する情報をより効果的に収集し、活用できるようになることが期待されます。
厚生労働省医薬局 医薬安全対策課や独立行政法人医薬品医療機器総合機構への訪問においては、日本での妊娠レジストリの円滑な実施には、行政が中心となり妊娠と薬情報センターに司令塔を設置することが有効だとの提案をしていただきました。

Dr Chambersの訪問は、女性の健康に関する国際的な研究協力を深める貴重な機会となりました。妊娠中の薬の安全性に関する米国での豊富な経験に基づき、多くの有益な提言をいただきました。国内外の連携と情報共有の重要性を改めて認識し、今後も女性の健康分野の発展に向けて努力してまいります。
小宮センター長とDr. Chambers
Dr. ChambersのOMDA訪問

Dr. Chambersの成育訪問

ページトップへ戻る