国際共同治験開始に関する記事掲載のお知らせ
AMLは血液のがんである白血病の一種で、国内では毎年180人ほどの子どもが発症しています。複数の抗がん剤を用いる多剤併用化学療法や、再発リスクが高い患者さんには造血細胞移植を組み合わせることで、約80%の患者さんが治るようになりました。しかし、再発した場合の生存率は 40%に満たない状況で、新規治療法の開発が望まれています。
本治験は、治療の難しい再発AMLの小児患者に対する標準治療法を確立することを目的に、AMLを再発した小児患者約100名(日本人約10名を含む)を対象に行います。
国際共同治験に積極的に参加することで、日本と海外で同時に新規治療法を開発することが可能となり、海外で使われている治療薬が日本では使うことができない「ドラッグラグ」問題の解消にもつながる取り組みです。
日経バイオテク
アカデミア主導で小児を対象としたグローバル治験を実施する難しさ(有料会員限定記事)
https://bio.nikkeibp.co.jp/atcl/column/16/100400036/121200024/
プレスリリース
急性骨髄性白血病を再発した小児を対象に、国際共同治験を開始 ~海外と同時に新しい治療法を開発することで、ドラッグラグの解消へ~
https://www.ncchd.go.jp/press/2024/1128.html
現在募集中の治験のページ
https://www.ncchd.go.jp/scholar/clinical/chiken/patient/recruit.html