第25回国際BFM研究グループ定例会議参加報告
研究所 小児血液•腫瘍研究部
清河 信敬
2014年4月25-27日にチェコ共和国プラハで開催された第25回国際 BFM 研究グループの定例会議に参加いたしました。BFMはベルリン、フランクフルト、ミュンヘンの頭文字で、このグループはもともとドイツ国内の白血病治療研究グループでしたが、現在ではヨーロッパ各国が参加しており、また、世界中の治療研究グループと連携しているため、この会議は世界各国の白血病の治療や研究の専門家が人数限定で参加する非常に権威のあるものになっています。
会議では、小児急性リンパ芽球性白血病で現在もっともホットな話題になっている、治療抵抗性のサブタイプであるPh-like ALLに関する各国の専門家の代表だけが参加する会議で、日本国内のこの病気に対する研究の進捗状況について報告し、米国やオランダの第一人者達と情報交換を行なってきました(写真)。今回の会議に参加して得た知識や、自分達の研究に対する他の国の専門家の意見を参考にして、Ph-like ALLの新しい診断法の開発に役立てて行きたいと思います。
- 本件に関する取材連絡先
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03-3416-0181(代表)
koho@ncchd.go.jp
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