世界保健機関・母子保健関連会合出席報告
研究所政策科学研究部
森 臨太郎
5月13日から15日は世界保健機関の早産に関するガイドライン作成会議に参加し、そのまま16日から17日は同機関で、途上国向け低出生体重児の医療従事者向け教材作成会議に参加してまいりましたので、報告します。前者の会議は、一般的な科学的根拠に基づく診療ガイドラインの手法に従い、ガイドラインのクエスチョンごとにまとめられた最新の科学的根拠を基に、産科側、小児側における一般的な診療方針が、世界保健機関の各地域の代表が集まって作成されました。当職は西太平洋部局地域の代表として参加しました。また、成育医療研究センターの研究者も事前の系統的レビュー作成を担いました。積極的な討議が行われ、次の週より行われる世界保健機関の総会で提示されるEvery Newborn Action Planにも貢献し、11月に世界各地でイベントが行われるWorld Premature Dayには完成する予定です。また、こういった世界保健機関のガイドラインは地球規模で通用するようにかなり一般化されたガイドラインになっていますが、特にサブサハラアフリカ地域を中心に、こういったガイドラインのメッセージが正確に、かつ分かりやすく伝わるための教材作りに、米国小児科学会・米国国際援助省と当職を含む何人かの専門家で、世界保健機関で行われました。
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