欧州アレルギー喘息免疫学会2014参加報告
研究所 免疫アレルギー研究部
松本 健治
2014年6月7日-6月11日にデンマークのコペンハーゲンで開催された欧州アレルギー喘息免疫学会2014(The European Academy of Allergy and Clinical Immunology Congress 2014)に参加致しました。この学会は免疫アレルギー領域では世界最大の学会で、成育からは病院アレルギー科と研究所免疫アレルギー研究部合わせて6つの研究成果を報告いたしました。今回の学会のメインテーマはChallenging Dogmas(古くなった定説への挑戦)でした。実際に免疫アレルギー領域では、最近約6年の間に、従来の定説が大きく変わるほどの新しい知見が相次いでおります。たとえば、アレルギー疾患(気管支ぜん息やアトピー性皮膚炎)が、上皮細胞の傷害をきっかけとして始まること、そこで働く全く新しい細胞群が見つかったこと、等々です。今後はこれらの基礎的研究の成果を出来る限り早く臨床に還元できるように努めたいと考えております。
- 本件に関する取材連絡先
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