第2回生体肝移植研究会 (ソウル, 韓国)
臓器移植センター
笠原群生
2015年11月7-8日 ソウルで第2回生体肝移植研究会に参加してまいりました。欧米と異なりアジア諸国では脳死臓器提供が少なく、健常成人をドナーとした生体移植が中心です。生体肝移植の技術的・免疫学的な利点を議論する学会ですが、今回は「免疫寛容誘導について」「自己免疫性肝炎」について発表してまいりました。2日目はソウル大学のライブ手術に参加し、手術技術の解説・肝動脈吻合方法の工夫を講義しました。近年、韓国・台湾・香港では脳死臓器移植が増加傾向です。生体肝移植の技術を脳死肝移植に更に応用し、患者さんの予後改善に貢献したいと考えています。
ソウルで自己免疫性肝炎の発表
- 本件に関する取材連絡先
-
国立成育医療研究センター 企画戦略局 広報企画室
03-3416-0181(代表)
koho@ncchd.go.jp
月~金曜日(祝祭日を除く)9時〜17時
※医療関係者・報道関係者以外のお問い合わせは、受け付けておりません。