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中国小児移植学会、上海大学生体肝移植指導報告

臓器移植センター
笠原群生


2016年5月21~22日 第二回中国小児移植学会に参加してまいりました。21日に小児肝移植の技術的問題点を講義し、22日に上海大学Renji病院で生体肝移植の技術指導を行ってきました。近年中国では小児肝移植症例数が急激に増加しており、2015年度524例が実施されています。長く一人っ子政策が施行されておりましたが、小児医療に対する個人・法人寄付(小児肝移植医療で年間5000万円)が多く、こどもを大変大切にする国です。小児肝移植は4施設に限定されており、上海大学・北京大学などに症例が集約化されています。症例数は急激に増加していますが手術合併症も依然多いため、22日生体肝移植の技術指導を行って参りました。上海大学には肝移植待機小児患者が約50名入院しており、移植成績の向上は喫緊の重要課題です。当センターの小児肝移植E-leaning systemもご紹介させていただき、今後も共に勉強してゆくことになりました。


写真1.上海大学での生体肝移植手術指導を終えて
写真1.上海大学での生体肝移植手術指導を終えての画像

写真2.上海大学の小児肝移植病棟前で、小児肝移植チームと
写真2.上海大学の小児肝移植病棟前で、小児肝移植チームとの画像

本件に関する取材連絡先

国立成育医療研究センター 企画戦略局 広報企画室

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