北米小児病院看護研修報告(看護師:安部 美樹子)
看護師
安部 美樹子
5月25日から6月2日まで、ワシントン小児病院とトロント小児病院へ研修に行ってきました。印象に残っていることは、子どもの療養生活を支える家族が利用できる施設が充実していたことです。
ワシントン小児病院の小児がん病棟には、ファミリーコンサルタントビジネスセンターと呼ばれる部屋があります。この部屋は、子どもに付き添っている家族が院内で仕事ができるように、プリンターや電話、パソコンを使用できる環境が整っています。トロント小児病院にはヘルスインフォメーションライブラリーと呼ばれる図書室があり、ここには病気や治療に関する図書だけでなく、様々なパンフレットが置いてあります。子どもの病気を理解し治療を選択していく上で、信頼できる情報を手に入れやすい環境が整っていることはとても大切だと感じました。
またトロント小児病院にはカフェやフードコート、売店も充実しており、プレパレーションに使用できる人体模型のおもちゃを販売していたことに驚きました。
今回の研修で、当院と北米の違いについて多くのことを学び、それと同時に当院の良さにも気づくことができました。この学びを日々の看護に生かしていきたいと思います。
写真1.ワシントン小児病院の小児がん病棟にあるファミリーコンサルタントビジネスセンター
写真2.トロント小児病院の売店で販売している人体模型のおもちゃ
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