インドネシア大学での生体肝移植支援
臓器移植センター
笠原群生
2016年11月3日~5日までジャカルタのインドネシア大学で生体肝移植手術指導に行って参りました。インドネシアはイスラム教国で宗教上の理由から、脳死臓器移植が困難です。日本で開発された生体肝移植が末期肝不全患者さんを救命する唯一の手段です。2日間で2名の患者さん(Budd-Chiari症候群、胆道閉鎖症)にご両親をドナーに生体肝移植を実施してまいりました。お二人とも大変お元気にされています。また前回生体肝移植支援した時の移植患者さんにも再会することができました。今後も時間の許す限り国際支援を続けてまいりたいと思います。
写真1.生体肝移植手術の指導
写真2.前回生体肝移植をうけた患者さんと再会
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