インドネシア大学 生体肝移植支援
臓器移植センター
笠原群生
2017年3月17日~19日ジャカルタのインドネシア大学で生体肝移植支援を行ってきました。2年前に開始した国際協力プログラムで、今回で30症例目の肝移植になります。17日に患者さんに関するカンファレンス、18日生体肝移植手術指導(Alagille症候群4歳男児)、19日肝移植予定患者さんの診察を行ってまいりました。
インドネシアは人口2億5千万人の大国ですが、1万以上の島によってできており、首都ジャカルタのあるジャワ島へのアクセスが必ずしも良好ではありません。このため患者さんが重症化してから来院することが多く、今回も移植予定の胆道閉鎖症のお子さんが、肺炎を併発しており手術が延期となってしまいました。
病院間ネットワークを構築し症例を集約化することが必要です。今後も質の高い日本の医療が現地で展開できるよう、微力ながら力をつくしてゆきたいと考えております。
写真1.生体肝移植予定の患者さん診察
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写真2.インドネシア大学での生体肝移植手術風景
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