2018年1月26日~28日 第7回アラブ肝移植学会(ダマーム、サウジアラビア)参加報告
臓器移植センター長・副院長
笠原群生
2018年1月26日~28日までサウジアラビアのダマームで行われた第7回アラブ肝移植学会に参加して参りました。サウジアラビアは「サウード家のアラビア国」という意味の国で、絶対君主制の王国です。日本の5倍の広さに人口3000万人が住んでいます。石油生産で有名ですが、同時にイスラム教の2大聖地(メッカ・メディナ)を持つ敬虔なイスラム国家です。イスラム教の国ですが生体肝移植だけでなく、脳死肝移植も大変盛んで、中東ではエジプトの次に多い肝移植が行われています。1998年に首都リャドで生体肝移植のお手伝いをさせていただきましたが、それ以来3度目の訪問になりました。
今回は「日本の血液型不適合肝移植の成績」「小児肝移植における門脈吻合方法」について講義して参りました。中東各国から500名の参加があり、旧友とも再会でき大変有意義な学会でした。
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