エジプト 国際肝胆膵移植学会参加・生体肝移植手術支援、パキスタン肝移植研究会参加
臓器移植センター長・副院長
笠原群生
2018年4月30日~5月7日 第6回国際肝胆膵移植学会(カイロ)、生体肝移植手術支援(国立肝臓病センター、メノフェーヤ州)、第2回パキスタン肝移植研究会(イスラマバード)に参加して参りました。
エジプトでは「日本の肝移植成績」「よい移植チーム作り」について講演を行い、その後国立肝臓病センターに移動し、生体肝移植手術支援2件(胆道閉鎖症)を行いました。エジプトで3日滞在後にドバイ経由でイスラマバードの国際学会に移動しました。「日本の小児肝移植医療の未来」という演題で、現在我々が積極的に取り組んでいる再生医療・AIBOを用いた緩和医療・最新の肝移植技術を紹介して参りました。
パキスタンはインダス文明発祥地で、多民族が混在するイスラム教国家です。インドの北西に位置し人口は2億人以上とされています。イスラマバードは1960年代に作られた新しい首都で、区画整理が北海道のようにされており、緑豊かな街でした。英国Kings college時代の同僚がイスラマバードで新たに生体肝移植プログラムを立ち上げましたので、旧友に会えたことも大きな収穫でした。今回は アバシ パキスタン首相とお会いし、日本の移植の現状についてお話することができました。
今後とも移植医療を通じた国際医療貢献をして参りたいと考えています。
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