中国肝移植学会参加報告
臓器移植センター長・副院長
笠原群生
7月21日天津で行われた中国肝移植学会に参加して参りました。天津大学が主催の学会で、同大学で20年間に実施された10000例の肝移植の記念行事でした。単一施設で10000例の肝移植は世界で初めでだそうです。今回は日本の小児肝移植の現状と長期成績について講演して参りました。中国では一人っ子政策が終了し、小児人口が増加傾向にあり、まさに国を挙げて小児医療を支援しています。症例数は非常に豊富ですが、小児肝移植は本格的に開始されてから8年程度ですので、わが国の27年以上歴史のある小児肝移植から学ぶことが多くあるようです。短い滞在期間でしたが、中国の友人とも会うことができ、非常に有意義な意見交換ができました。今後も可能な限り、中国との医療技術交流を続けてまいりたいと思います。
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