第6回分割肝移植研究会参加報告
臓器移植センター長・副院長
笠原群生
9月9~10日ベルギーのゲント大学で実施された第6回分割肝移植研究会に移植センターの平田医師・武田医師と参加してまいりました。脳死肝臓を2つに分け2名の患者さんを肝移植で救命する分割肝移植は、ヨーロッパで積極的に実施されており、多くの小児末期肝不全患者さんに適応されています。脳死臓器提供の少ない我が国でもその必要度は高く、日本から16名の移植外科医が参加しました。9日は分割肝移植の手術手技が議論され、10日はご提供いただいた肝臓を用いて実技演習を行いました。ヨーロッパの代表的な移植外科医に直接指導をいただき、大変貴重な経験をさせていただきました。日本でも今回学んだ分割肝移植手術が安全に実施できるよう、今後も全国の移植施設と協力してまいりたいと思います。
写真1:Wet labで分割肝移植実技演習
写真2:参加した移植外科医と集合写真
- 本件に関する取材連絡先
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国立成育医療研究センター 企画戦略局 広報企画室
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