第7回天津胆道閉鎖症学会参加報告
副院長 笠原群生
2018年10月13日中国天津市で行われた第7回天津胆道閉鎖症学会に参加して参りました。中国では胆道閉鎖症に対する治療第一選択である葛西式手術の実施率が低く、それに続く肝移植の成績もまだ十分とは言えません。今回は香港・英国からも胆道閉鎖症のエキスパートが参加しており、その原因・治療(葛西手術の方法・肝移植の方法)・長期経過について議論されました。日本で開発された葛西手術は、胆道閉鎖症のお子さんの治療成績を劇的に改善したわが国が誇る外科治療方法の一つです。同様に生体肝移植も日本が世界をリードしてきた領域です。この分野で日本が世界に貢献できることはまだまだ沢山ございます。今後も世界中の胆道閉鎖症の子供達がお元気に過ごせるよう、協力して参りたいと思います。
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