国立成育医療研究センターと『ルナルナ』が共同研究を開始!
国立成育医療研究センター(所在地:東京都世田谷区大蔵、理事長:五十嵐 隆)の分子内分泌研究部室長・鳴海覚志、社会医学研究部室長・森崎菜穂らのグループと、ライフステージや悩みに合わせて女性の一生をサポートする健康情報サービス『ルナルナ』を運営する株式会社エムティーアイ(所在地:東京都新宿区西新宿、代表取締役社長:前多 俊宏)は女性ヘルスケア・ビッグデータ解析における共同研究を開始します。
これは、子どもを望む女性達の妊娠・出産の実現や、それぞれの女性に最も適した健康管理支援がどのようなものなのかを解明し、女性のヘルスケア領域において新たな知見の創出を目的に行うものです。『ルナルナ』に記録されている月経・基礎体温・妊娠経過などの女性の健康データを活用し、国立成育医療研究センターおよび、共同研究施設が臨床医学・社会医学の観点から統計解析、結果解釈などを行います。
本研究のポイント・目的
- 月経、基礎体温、妊娠などに関する国内最大級のデータを利用し、産婦人科医と医学研究者からなるチームが分析を行います。
- これまで、十分なデータがなかった「月経周期は年齢によりどう変化するのか?」「妊娠しやすさに影響を与える要素は何か?」といった女性ヘルスケアの身近な疑問の解明を目指します。
- 妊娠経過・出産結果・出生時体格に関して、どのような要素がどう関係しているのか、解明を目指します。
概要
本研究は、日本医療研究開発機構(AMED)の事業である、女性の健康の包括的支援実用化研究事業(Wise)「プレコンセプションの女性に着目した疾患予防に関する総合的ケア方法の確立」の一環として行われます。
月経、基礎体温、妊娠経過、出産および出生児の状態の記録など『ルナルナ』に蓄積されているデータのうち、量や質に関して一定基準を満たした最大50 万人分の匿名化処理済みデータについて、国立成育医療研究センターで統計解析、結果解釈、成果公開などを行います。
ルナルナについて
『ルナルナ』は、体調管理から妊娠・出産・育児まで女性の一生をサポートするサービスであり、スマートフォンやタブレットで利用可能なアプリを中心としています。これまでに月経周期と排卵日のビッグデータを解析し、従来定説とされてきたオギノ式をベースに独自の予測ロジックを確立するなどの研究実績があり、より精度の高い排卵日予測や「仲良し日(妊娠可能性の高い日)」の提供を行うことで、利用者のセルフ妊活をサポートしています。現在『ルナルナ』のサービス上では年間約27万人から妊娠報告があるなど、サービスを通じて利用者の妊娠をサポートしています。
本研究における『ルナルナ』利用者からのデータ提供について
国立成育医療研究センターでは、プライバシーに配慮し、匿名化処理をほどこされたデータのみを扱います。
本研究において、ご自身のデータ提供を希望しない場合、改めて利用規約の該当部分における同意の撤回が可能です。同意の撤回についての詳細は、以下のURLから確認できます。https://pc.lnln.jp/pages/lnln_ncchd/html/info.html
- 本件に関する取材連絡先
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国立成育医療研究センター 企画戦略局 広報企画室
03-3416-0181(代表)
koho@ncchd.go.jp
月~金曜日(祝祭日を除く)9時〜17時
※医療関係者・報道関係者以外のお問い合わせは、受け付けておりません。