第5回中国小児臓器移植学会(上海)参加報告
臓器移植センター長・副院長
笠原群生
2019年6月1~2日 第5回中国小児臓器移植学会(上海)に参加して参りました。1日は日本の医療制度・成育の移植成績・困難な手術症例の講義、2日は手術指導を行ってまいりました。
中国全土で昨年1054例の小児肝移植が実施されたそうです(日本は年間100~120例)。上海交通病院は小児肝移植を年間500例行っている世界最大の小児肝移植施設です。天津第一大学病院(300例)、北京友好病院(100例)で中国の小児肝移植の70%を占めています。症例数は多いですが、手術麻酔管理・手術手技・術後管理など、まだまだ経験が浅く、成育から学ぶところが多いようです。これからもお互い情報共有し、多くのお子さんたちを移植医療で元気にして参りたいと考えています。
写真1:発表
写真2:中国の移植学会幹部と
- 本件に関する取材連絡先
-
国立成育医療研究センター 企画戦略局 広報企画室
03-3416-0181(代表)
koho@ncchd.go.jp
月~金曜日(祝祭日を除く)9時〜17時
※医療関係者・報道関係者以外のお問い合わせは、受け付けておりません。