みんなの こえで みんなを げんきに 「コロナ×こどもアンケート」
国立成育医療研究センター(所在地:東京都世田谷区大蔵 理事長:五十嵐隆)社会医学研究部・こころの診療部を中心とした研究グループは、2020年4月末より、「コロナ×こどもアンケート」を開始しました。
本調査は、新型コロナウイルス感染症の流行期における、こどもと保護者のストレスや不安、生活環境の変化、それに伴う心身の健康状態の現状を明らかにし、問題の早期発見や予防・対策に役立てることを目的としています。こどもの心身の健康には、保護者の心身の健康が密接に関係しているため、こども・保護者双方の声を聞くことを重視して、調査を行います。対象は、17歳以下のこどもがいる保護者および、7~17歳のこどもです。また調査は、1~2カ月ごとに1年間繰り返し行い、その都度、調査結果を公開していくことを予定しています。
本研究は厚生労働科学研究「児童・思春期精神疾患の診療実態把握と連携推進のための研究」(代表:五十嵐隆)の一部として実施されます。
プレスリリースのポイント
- 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行に伴う不安や自宅待機の長期化などの要因が、こどもと保護者の身体的・精神的健康や生活状況に与える影響を把握し、問題の早期発見や予防・対策を行うために全国規模の調査を行います。
- 学校の休校や在宅勤務に伴い、家庭内で家族のみで生活する時間が長くなり、家族内のストレスの増加、生活習慣の不規則化、社会的孤立などが生じている実態を把握します。
- こども自身の声を聞くことで、こどもたちが感じていること、こどもを取り巻く問題点・改善点を社会に発信していきます。
- 調査参加を通して、参加者自身が自分や家族の心身の問題を早期発見することに繋がることも期待されます。
- 本研究では、若年層を中心に利用者割合が高いLINEやSNS(Facebook、Twitter)を積極的に活用したリクルートを行います。さまざまな媒体を通じて、多くの地域、多様な社会背景をもつ幅広い参加者から回答を得ることは、実態を正しく把握し、適切な予防・対策につながる可能性を高めます。
- 本件に関する取材連絡先
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国立成育医療研究センター 企画戦略局 広報企画室
03-3416-0181(代表)
koho@ncchd.go.jp
月~金曜日(祝祭日を除く)9時〜17時
※医療関係者・報道関係者以外のお問い合わせは、受け付けておりません。