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コロナ禍で医療従事者のビタミンD欠乏が顕著

国立成育医療研究センターの「ナショナルセンター職員における新型コロナウイルス感染症の実態と要因に関する多施設共同観察研究」グループは、感染者の易感染性や重症化要因を評価する目的で、新型コロナウイルス感染症患者受け入れ病院である国立成育医療研究センターのハイリスク医療従事者361人(男性87名、女性274名)を対象として2021年3月1日から3月5日に調査を行ったところ、ビタミンDの欠乏が顕著にみられました。ビタミンD欠乏は免疫力を低下させる可能性があります。また、屋内生活での運動不足(骨刺激不足)により骨粗しょう症への影響も懸念されます。この研究結果は医療従事者だけでなく、長期間の屋内生活をしている方は、適度な日光浴もしくはビタミンDの補充(食事、サプリメント、薬剤)が重要である可能性を示唆しました。

【性別のビタミンD欠乏レベル】

発表論文情報

Funaki T, Sanpei M, Morisaki N, Mizoue T and Yamaguchi K. Serious vitamin D deficiency in healthcare workers during the COVID-19 pandemic. BMJ Nutrition, Prevention & Health, 2022;e000364

http://dx.doi.org/10.1136/bmjnph-2021-000364

謝辞

この研究は国立高度専門医療研究センター医療研究連携推進本部(JH)横断的研究推進費の支援を受けて行われました。

本件に関する取材連絡先

国立成育医療研究センター 企画戦略局 広報企画室

03-3416-0181(代表)

koho@ncchd.go.jp

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※医療関係者・報道関係者以外のお問い合わせは、受け付けておりません。

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