AIシステムを使った新生児蘇生法の教育・支援システムの開発へ ~日本が誇る新生児蘇生技術の海外展開も視野に~
本研究では、国立成育医療研究センターで実際に行われる新生児蘇生の様子を保護者の同意を得た上で動画として記録します。エフバイタルは動画に記録されたスタッフの手技や新生児のバイタルデータを自動的に抽出し、医療者が実施する蘇生技術を自動で評価するアルゴリズムを構築します。構築されたアルゴリズムを利用して、医師向けの「教育・学習支援システム」を開発します。
日本では学会主導による新生児蘇生法普及事業が整備されていますが、周産期医療における慢性的な人手不足、新生児蘇生法の指導者不足など様々な課題があります。医療スタッフの教育を支援する本システムの開発し、どのような環境で生まれる赤ちゃんに対しても適切な蘇生技術を駆使し、健やかに生存できる社会の実現を目指します。
本研究は、国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術統合開発機構によるNEDO Entrepreneurs Program(NEP)の支援を受けて行われるものです。
- 本件に関する取材連絡先
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国立成育医療研究センター 企画戦略局 広報企画室
03-3416-0181(代表)
koho@ncchd.go.jp
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