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国立成育医療研究センターと『ルナルナ』が、"初潮はいつ頃?"を予測するアルゴリズムの共同研究を開始!

国立成育医療研究センター(東京都世田谷区、理事長:五十嵐隆)女性の健康総合センターの森崎菜穂、内分泌・代謝科の吉井啓介、および株式会社エムティーアイ(東京都新宿区、代表取締役社長:前多俊宏、以下「エムティーアイ」)らの研究グループは、女性ヘルスケア・ビッグデータを用いて、初めて生理がくるタイミング(初潮(初経)タイミング)を予測するアルゴリズムを開発するための共同研究を開始しました。
本研究の第一弾では、小中高生のお子さまがいらっしゃる『ルナルナ』アプリの利用者への調査を行い、「どのような兆候があったらもうすぐ初潮?」「初潮が早い人の特徴は?」「生理周期はいつ頃安定する?」といった、身近な疑問の解明を行います。
今後、初潮前から使える小学生・中学生向けの『ルナルナ』アプリの「ジュニアモード」(2024年3月公開)の利用者への調査や、本アプリ内に保存されている月経周期や身長・体重などの健康データの研究への活用も行う予定です。これまで十分なデータがなかった女子小中高生の健康に関するビッグデータを活用し、より高い精度で初潮タイミングを予測するアルゴリズムを社会実装することを目指しています。

研究の背景

初潮(最初の月経)は10歳から12歳の間に迎えることが多く、平均的には12歳前後※1が一般的ですが、個人差があり9歳未満や15歳以上に迎える方もいます※2。初潮がいつくるかわからないことで、お子さまに生理についていつ話すと良いのか、ナプキンや他の生理用品をいつから持ち歩くと良いのか、など、保護者やお子さまの悩みに繋がっています。
初潮がくる時期は、遺伝的要因、身体的な発育、栄養状態、などさまざまな要因が影響していると報告されていますが、多くの要因を複合的に組み合わせて、初潮タイミングを高い精度で予測するアルゴリズムはまだ存在していません。
本研究により得られた知見から、初潮がくる時期に関する正しい疫学的情報を社会に提供するとともに、その情報が、エビデンスに基づいた適切な行動の判断材料となることを期待します。
生理は個人差が大きい領域であるため、初潮がいつくるかわからなくて不安という人にむけて、その不安を少しでも解消できればと考えています。

※1 内閣府男女共同参画局「講義⑩女性への健康支援について」
https://www.gender.go.jp/policy/chihou_renkei/joho/pdf/r05_10.pdf
※2 「娘の生理に関するアンケート調査」
調査実施時期:2023/11/30~2023/12/11 有効回答数:10~50 代以上の女性:3,524名
調査方法:『ルナルナ』、『ルナルナ ベビー』、『ルナルナ 体温ノート』、『ルナルナWeb』にて調査

研究のポイント・目的

  • 本研究第一弾では、国立成育医療研究センターとエムティーアイで構成されるチームが、女子小中高生のお子さまがいる『ルナルナ』の利用者に対し、お子さまの二次性徴や健康に関するアンケートを実施します。
  • アンケートの結果を疫学的に分析することで、初潮とさまざまな健康情報の関連を調べ、初潮がくるタイミングに影響する因子を明らかにし、また、それらがどれくらい初潮に影響しているのか、その程度を明らかにします。
  • 今後、小学生・中学生向けの『ルナルナ』アプリの「ジュニアモード」(2024年3月公開)で収集される小学生・中学生の女性の健康データを研究に活用し、より高い精度で初潮タイミングを予測するアルゴリズムを開発する予定です。

研究の参加方法

研究の名称:生理日管理アプリ『ルナルナ』を用いた初潮タイミングの予測に関する研究
参加対象者:女子小中高生のお子さまがいらっしゃる保護者
参加方法:『ルナルナ』アプリの「お知らせ」よりご参加ください

研究参加の流れ

本件に関する取材連絡先

国立成育医療研究センター 企画戦略局 広報企画室

03-3416-0181(代表)

koho@ncchd.go.jp

月~金曜日(祝祭日を除く)9時〜17時


※医療関係者・報道関係者以外のお問い合わせは、受け付けておりません。

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