代表: 03-3416-0181 / 予約センター(病院): 03-5494-7300
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寄付金の使途 2023年度

寄付受入額

アイノカタチ基金 5,400万円
研究基金 5,000万円
もみじの家基金 4,300万円
シンクタンク基金 13万円

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寄付金の主な使途

子どもの病気に関するアニメーション動画制作(その他基金の充実及び目的の達成に必要な事業)

当センターの基本方針の一つに「成育医療の情報を集積し社会に向けて発信します。」があります。インターネット上には、さまざまな医療情報がありますが、最新の情報でないもの、医師が監修していないものなどもたくさんあります。 そこで、保護者の方々が関心を寄せている6つの疾患、➀新生児黄疸、➁乳幼児突然死症候群、➂先天異常、➃先天性心疾患、⑤口唇口蓋裂、⑥ダウン症候群について、当センター医師監修のもと、信頼性の高い説明動画の制作を行いました。どんな疾患なのか?症状は?治療法は?という内容を、保護者の方々にも分かりやすいアニメーションで解説しています。
国立成育医療研究センター YouTubeチャンネル
寄付金使用額:386万円
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ファシリティドッグ・マサの運営費用(院内環境整備)

ファシリティドッグは、病院で活動するために専門的に育成された犬のことです。ハンドラーと呼ばれる、犬をあつかう研修を受けた臨床経験のある看護師とともに、入院患者さんの治療や療養生活に関わります。マサは、2021年7月から本格稼働し、2023年度は延べ1,500人以上もの患者さん(お子さんや、妊婦さん)とのふれあい、遊び、治療に介入しました。患者さんや職員からの人気も非常に高く、院内を歩いていると必ず声をかけられ、「マサがいたからつらい治療も乗り越えられた」という声も届くほど、なくてはならない存在になっています。患者さんの治療や入院生活を支えるマサの活動をご支援いただき、誠にありがとうございます。
※運営には、犬およびハンドラーのトレーニング、犬の飼育管理費用(定期的な獣医師の検査と診察、ドッグトレーナーによるフォローアップ、他)ハンドラー人件費などで毎年約1,000万円の費用が必要となります。
寄付金使用額:983万円
ファシリティドックの介入の様子
ファシリティドックの介入の様子

【ハンドラーからのお礼】
いつも多大なご支援をありがとうございます。ファシリティドッグの活動を開始して3年が経ちました。おかげさまで長期入院となっている子どもたちを中心に、検査や治療のサポートをすることができています。新たに入院中の歯科診療の付き添いもできるようになりました。また子どもたちにとっては育ちの場でもあり、遊びや学習を通して、少しでも日常に近づけることができるような活動も心がけています。「マサがいると宿題が進むな〜」と笑顔になるのが印象的です。

おりがみツリー(院内環境整備)

report2023_03.jpgおりがみツリーは「子どもが持つ力を社会にもっと知ってもらいたい」という気持ちから2012年に始まった企画で、新型コロナウイルスの影響による休止を経て2023年度、4年ぶりに再開いたしました。センターに入院中の子どもや医療従事者、保育園、幼稚園、小・中学校など約20の教育機関の協力を得て、約2万6000枚のおりがみを使用した高さ約6mのクリスマスツリーが完成しました。沢山の想いが詰まったおりがみツリーはロビーに飾られ、病室を出られない子どもたちにはこのツリーの写真を載せたクリスマスカードが配られました。
寄付金使用額:62万円

イルミネーション(院内環境整備)

当センターでは毎年11月下旬~1月末にかけて、外に出ることができない入院患者さんに少しでも季節を感じてもらおうと、病棟からも見える中庭でクリスマスイルミネーションを行っています。今年もサンタクロースや雪だるま、トナカイやクマなどの動物や大きな馬車など、さまざまなオブジェを置いたり、研究所の壁面をつかったイルミネーションのクリスマスツリーも設置しました。入院患者さんや外来患者さん、お見舞いに来られたご家族だけではなく、医療従事者や地域の方々の心も温め、ひとときの癒しに繋がっています。
寄付金使用額:119万円
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医学用図書購入費・UP To Dateライセンス費用(先進的医療への支援)

医師や研究者が利用する専門誌・学術誌などの図書購入費用と、「UP To Date」のライセンス契約費用に使わせていただきました。"UpToDate"は、日常の診療で生じる疑問にすばやく答えることを目的として、医師が医師のために制作した臨床支援ツールです。多くの専門医が執筆を担当し、エビデンスに基づいて作成された信頼性の高い臨床情報源を集約していて、特にレジデントなどが医療の研さんを積む際に大きく役立っています。
寄付金使用額:719万円

UP to Dateの画面


ワイヤレス超音波画像診断装置(先進的医療への支援)

医療機器の購入にも寄付が役立てられています。今回購入したワイヤレス超音波画像診断装置は小型で携帯性に優れているため、緊急時でもケーブルが絡まることなく安全で迅速な妊婦さんへの検査が可能となりました。また超音波診断を行いながら麻酔をすることで、患者さんの既往歴により難しいと思われていた分娩方法(無痛分娩)の選択が可能になることや、緊急帝王切開においてもより安全でスムーズな施術が可能となりました。
寄付金使用額:158万円
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病棟セキュリティシステム(院内環境整備)

病院棟のエレベーターホール(地下2階から12階)に病棟への入退監視用のカメラを増設いたしました。これまでも入院患者さんの安全管理や防犯対策の観点から面会者の病棟立ち入りの確認などは行っておりましたが、本システムの導入により各病棟のナースステーションだけでなく防災センターでもリアルタイムの画像確認ができるようになりました。入院患者さんや病棟スタッフの安全を確保するための取り組みにも寄付が使われています。
寄付金使用額:1,590万円

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人材育成に必要な教育研修への支援(教育研究支援)

医療、医療経営など幅広く職員の技能を高めることで、患者さんに対してより専門的できめ細やかな医療を提供することを目的として、研修費用・資格更新費用などに使わせていただきました。
寄付金使用額:198万円


<臨床検査部>
・日本超音波医学会第96回学術集会
・タスク・シフト/シェアに関する厚生労働省大臣指定講習会
・特定化学物質及び四アルキル鉛等作業主任者講習 他25

【臨床検査部 臨床検査技師長からのお礼】
いつも私たちの活動を支えていただきまして、心より感謝申し上げます。臨床検査部では採血や、各種検体を用いた検体検査、患者さんに対して直接行う生理検査など、さまざまな検査を途切れなく実施提供しております。そこで働く医師・臨床検査技師・看護師は、日々のスキルや専門性を高めるための自己研さんに努めており、皆さまの温かいご支援の一部をこの教育研修のための研修会や学会への参加費用として活用させていただいております。習得しました知識や技術は、患者さんへ還元するよう全力を尽くしてまいりますので、引き続きご支援を賜りますようお願い申し上げます。


<医療工学室>
・臨床工学技士の業務範囲追加に伴う厚生労働大臣による研修
・第33回日本臨床工学会 
・日本人工臓器学会教育セミナー 他14

【手術・集中治療部 統括部長からのお礼】
当センターでの医療活動に多大なご支援をいただきまして深く感謝いたします。現代の医療機器の進歩はめざましく、それらの保守点検と安全運用には医療関係者の理解が必要で、なかでも臨床工学技士(CE: Clinical Engeneer)の協力と活躍が不可欠です。ご寄付を頂いた一部を多種多様な医療機器に関するCEの教育研修費用に活用させていただいたことは、患者さんの安全管理と状態の改善に大きく貢献しております。今後とも引き続きご支援とご理解を賜れれば幸いです。


<看護部>

・認定看護管理者教育課程サードレベル
・認定看護管理者教育課程セカンドレベル
・認定看護管理者教育課程ファーストレベル
・アドバンス助産師認定 他9件

【副看護部長からのお礼】

このたびは、ご寄付をいただきまして、誠にありがとうございます。看護実践だけでなく、より良い療養環境を提供するための管理研修や助産師のスキルアップ支援などに活用させていたただきました。今後も、看護の質の向上を目指し、職員の研さんを重ねてまいりますので、ご支援のほど、よろしくお願いいたします。



<医療連携・患者支援センター>

・入院時重症患者メディエーター養成講習 他3件

<事務部門>
・国立病院総合医学会

<心臓血管外科>
・臓器摘出ハンズオンセミナー
・第12回自己心膜等による大動脈弁再建術ワークショップ

<リハビリテーション部>
・第24回日本言語聴覚学会
・第2回大阪府臨床実習指導者講習会

<薬剤部>
・小児薬物療法認定薬剤師取得のための認定審査

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