子ども・子育て支援推進調査研究事業
令和4年度
母子保健における児童虐待予防等のためのリスクアセスメントとの実証に関する調査研究
本研究の目的は、妊娠届出時、母子健康手帳交付時、乳児家庭全戸訪問、乳幼児健診等の母子保健活動において、「児童福祉と共有が必要な」妊産婦・乳幼児およびその家庭を組織として把握し、母子保健部門内や関係機関との情報共有時に使用できる標準化されたリスクアセスメントシートを作成し、実用化を行うことです。令和4年度は、令和3年度のアセスメント構成案をもとに、母子保健・児童福祉従事者の意見を取り入れ、リスクアセスメントシートの実用化作業・ダミーケースを用いた精度評価作業・運用マニュアル作成作業を行いました。その成果および報告書をpdfファイルにて公開します。
平成30年度
子どもの適切な生活習慣等形成に関する調査研究
健康寿命の延伸には、子どものころからの生活習慣が重要であると言われています。
本研究では、子どもの適切な生活習慣等の形成のために、どのような取組みを進めるべきかを考えるにあたり、 必要となる科学的根拠を整理することを目的としました。
国内外の文献の網羅的検索の結果と食事と睡眠に関する科学的根拠をまとめるとともに、子どもの適切な生活習慣の形成のために、諸外国ではどのような取組みが行われているかを調査しました。
この報告書の内容をpdfファイルにて公開します。
低出生体重による成人期生活習慣病を含めた疾病負担に関する研究
新生児期の短期予後のみならず、成人期の生活習慣病やメンタルヘルスなどのリスクが上昇するとされている低出生体重において、リスク因子、成人期までの健康課題とそれがどの程度日本の疾病負担に寄与するか、予防するのにどのような介入がされてきたかなどの観点から、日本の低出生体重の現状を明らかにし、その科学的根拠をまとめました。報告書の内容をpdfファイルにて公開します。
平成29年度
乳幼児健康診査のための「保健指導マニュアル(仮称)」及び「身体診察マニュアル(仮称)」作成に関する調査研究
本研究は、乳幼児健康診査における問診内容や健康診査時の手技が標準化されていないため、診察する医師や関わる看護職等のスタッフの技量により結果が異なる課題に対し、乳幼児健康診査の標準化につなげるため、現場で実践可能な「保健指導マニュアル(仮称)」及び「身体診察マニュアル(仮称)」を作成するものです。 その成果および報告書をpdfファイルにて公開します。
子どもの身体的・精神的・社会的(biopsychosocial)な健康課題に関する調査研究
子どもの健康課題を、成長段階に応じて、切れ目なく包括的にサポートすることが可能となる支援・健診制度の構築を目指し、本研究事業では、子どもの身体的・精神的・社会的(biopsychosocial)な健康課題の疫学的特徴を年齢別に把握し、各健康課題に応じた保健指導や予防的介入方法に関する科学的根拠をまとめました。報告書の内容をpdfファイルにて公開します。
研修教材
- 第1章第1節 母子保健事業における乳幼児健診事業の位置づけ
- 第1章第2節 事業計画に基づいた企画と評価の必要性
- 第1章第3節 「健やか親子21(第2次)」の基本的理解と乳幼児健診の活用
- 第2章第1節 保健指導に必要な基本的な考え方
- 第2章第2節 「健やか親子21(第2次)」の問診項目ならびに推奨問診項目の活用方法
- 第2章第3節 多職種が連携して実施する保健指導のポイント
- 表 2-8 主な健診時期における保健指導の際の確認事項
- 第3章第1節 妊娠期からの支援と支援対象者の情報の活用
- 第3章第2節 健診後カンファレンス
- 第3章第3節 委託医療機関との情報共有
- 第4章第1節 疾病スクリーニングの精度管理
- 第4章第2節 支援対象者のフォローアップと評価
- 第5章第1節 「健やか親子21(第2次)」の重点課題①育てにくさを感じる親に寄り添う支援
- 第5章第2節 「健やか親子21(第2次)」の重点課題②妊娠期からの児童虐待(子ども虐待)防止対策
- 第5章第3節 社会性の発達状況の把握と支援のポイント
- 第5章第4節 歯科保健分野の保健指導のポイント
- 第5章第5節 栄養分野の保健指導のポイント