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女性の健康研究開発部門
概要
女性の健康研究部門では、女性医学や性差医学の観点から、基礎研究、臨床研究、疫学研究などを統合的に実施します。これにより、女性の健康に関するさまざまな課題の解決に取り組みます。
女性医学研究とは
女性特有の健康問題や疾患を中心に、女性の身体的・生理的な特徴やライフステージに基づいた医療ニーズに応じた研究を行います。この分野では、女性の生涯にわたる健康に影響を与えるさまざまな要因、たとえば月経、妊娠、出産、更年期などに焦点を当てます。
性差医学研究とは
男女の生物学的および生理学的な違いが健康や疾病にどのように影響を与えるかを研究します。性別による体の構造やホルモンの違いが、病気の発症、進行、治療にどのように関連しているかを探求します。
研究体制について
女性の健康推進研究室
政策の立案・評価に資する学術研究を行い、エビデンスに基づく政策づくりのために関係省庁と連携します。また、国内外の女性の健康に関連する政策情報の把握とその利活用体制の構築・推進を行います。
女性のライフコース疫学研究室
女性の健康および性差に関する調査研究を行い、性別による健康課題の原因を解明し、その解決策を提案します。提案した解決策を関連部署と連携して社会実装し、国内外の女性の健康に関連する調査研究の利活用体制の構築・推進を行います。
ヘルスインフォマティクス研究室
医療や健康に関するビッグデータを活用し、性差に関する疾患やその原因を解明する研究を行います。ジェンダード・イノベーションの視点から、これらの健康課題の解決策を提案し、関連部署と連携して社会実装を進めます。また、国内外の女性の健康課題解決に資するビッグデータの把握と、その利活用体制の構築・推進を行います。
先端医用工学室
医学や医療に関するビッグデータを活用し、AIや深層学習などの最新技術を駆使して、女性の健康課題解決に向けた基礎研究および臨床研究を推進する研究室です。女性特有の疾患や性差が影響する健康問題に対して、データ解析やモデリングを用いて新たな知見を発見し、より効果的な診断や治療法を開発することを目指しています。
女性免疫バイオメディカル研究室
女性特有の疾患や、性差が認められる疾患に関連する免疫学的研究を専門とする研究室です。女性の健康に深く関わる免疫機能の解明を通じて、疾患の発症メカニズムを理解することを目指しています。特に、自己免疫疾患や炎症性疾患、ホルモンの影響を受ける疾患など、女性に多く見られる健康課題に焦点を当て、基礎研究から臨床応用まで幅広く取り組んでいます。