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女性のからだとこころのケア
妊娠と薬情報センター
妊娠と薬情報センターは、妊娠中あるいは妊娠を希望する女性に対し、妊娠中の薬の安全性に関する相談外来を行っています。全国47都道府県の拠点病院に「妊娠と薬相談外来」を設置し、お住いの地域でも相談しやすい体制を整備しています。同時に、同意が得られた相談者から薬剤使用状況や赤ちゃんの出生時の情報などを集積し、日本における妊娠中の薬物治療の安全性に関する研究を行っています。これらの研究は、相談業務に反映するのみならず、添付文書記載を見直すための「妊婦・授乳婦を対象とした薬の適正使用推進事業」へ活用されています。
また、授乳中の薬物治療に悩む女性に対しては、電話やオンラインで相談を受けています。
さらに、薬物治療を行う女性や医療者に広く活用してもらうため、妊娠・授乳中の薬物治療の安全性に関する情報をホームページで公表しています。
プレコンセプションケアセンター
コンセプション(Conception)には受胎・妊娠という意味があり、プレコンセプションケアは「妊娠前に行っておくべきこと、知っておくべきこと」と言い換えることができます。しかし、プレコンセプションケアセンターで行われていることは、より良い妊娠・出産を目的としたことだけではありません。将来妊娠・出産することを選択しない人も選択する人も、どちらにとっても妊娠・出産や性に関する正しい知識を持っておくことは、自分を守るためにも必要なことです。そしてそれは、自分の健康だけではなく次世代の健康を作っていくことにもつながります。
プレコンセプションケアセンターでは、すべての人の「こころもからだも、人や社会とのつながりも満たされた(well being)状態」である真の健康(bio-psycho-social)を目指し、啓発や教育活動を行っています。
産後ケア推進部(産後ケアセンター)
産後ケアセンターは、全国の産後ケア事業の司令塔としての役割を担うことを目標としています。
そのために、さまざまな団体からなる「産後ケア事業多職種連携協議会」を発足させ、産後ケアの質や安全面、経営面などの評価・検討を行っていきます。
女性の健康総合センター内に新たに設置される「産後ケアセンター」では、この「産後ケア事業多職種連携協議会」の協力・提言を得ながら、宿泊型と滞在型のサービスを通して「知見などの収集と情報発信」「マニュアル・提言などの作成」などの活動を行っていきます。