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第5回倫理委員会

開催日時: 平成22年8月9日(月)10時~12時40分
開催場所: (独)国立成育医療研究センター2階会議室21
出席委員: 遠藤委員長、名取副委員長、磯部委員、許委員、斎藤(博)委員、齋藤(有)委員、松井委員、丸井委員
審議課題数: 1件(継続審査1件)
受付番号421 「改正臓器の移植に関する法律」に基づく法的脳死判定及び脳死下臓器提供(一般審査)

受付番号421
「改正臓器の移植に関する法律」に基づく法的脳死判定及び脳死下臓器提供(一般審査)

申請者

松井 陽

申請の概要

最大限の治療を行っても患者に生存の可能性がなく、家族に臓器提供の意思が有る場合、その家族の善意を最大限にサポートして、臓器提供に結びつけるために、脳死判定においてはマニュアルを作成し、マニュアルに則って判定を行うことにより、安全に施行できるようにする。臓器提供の意思の表明に対しては、周囲からの圧力がかからないような配慮を行う。臓器提供の意思が確認できれば、院内の臓器移植倫理委員会を2回開催し法的脳死判定を行うかどうかを協議する。その後、2回の法的脳死判定で脳死と判定された場合に、臓器摘出の手術を行う。

審議結果

本研究の医療・医学上の意義を認め、かつ倫理的に妥当と判断するが、以下の点について加筆・修正し、再申請すること。
  1. 実施計画6-1-3:第1回脳死判定委員会の開催欄(旧p.17)
    *"虐待が否定されていること、"の箇所を「スキャンチームからの、最新情報を入手し、虐待の否定が再確認されていること」に訂正すること。
  2. 脳死となりうる状態の患者もしくは、保護者からの申し出があった場合のシミュレーションについて
    *シミュレーションの結果について倫理委員会へ報告すること。
  3. 資料1:脳死時虐待疑い判定フローチャート(新p.117)
    *臓器提供施設の手順書の「○参考1:被虐待児の除外方法の一例」(旧p.44)を参考に検討すること。
  4. 「臓器提供に関する説明を聞く意思確認の説明書」(新p.73)「脳死についての説明書」(新p.75)について
    *わかりやすい表現にすること。
  5. 「脳死判定委員会開催申請書」(新p.79)について
    *"法に規定する脳死判定を・・・・脳死をされうる状態"の箇所は臓器提供施設の手順書(新p.11)の《法に規定する脳死判定を行ったとしたならば、脳死とされうる状態にある》の表現に合わせること。
  6. 「独立行政法人国立成育医療研究センター脳死判定委員会規程」(新p.87)の6条
    *"委員会で審議を行う"について、具体的な内容を記載すること。

判定

継続審査

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