第6回倫理委員会

開催日時： 平成22年8月16日（月）10時～15時50分
開催場所： (独)国立成育医療研究センター2階会議室21
出席委員： 遠藤委員長、名取副委員長、磯部委員、奥山（虎）委員、奥山（眞）委員、許委員、斎藤(博)委員、齋藤(有)委員、松井委員
審議課題数： 1件（条件付承認1件）

受付番号421	臓器の移植に関する法律の改正に基づく18歳未満の小児に対する法的脳死判定及び脳死下臓器提供（一般審査）

受付番号421
臓器の移植に関する法律の改正に基づく18歳未満の小児に対する法的脳死判定及び脳死下臓器提供（一般審査）

申請者

松井　陽

申請の概要

最大限の治療を行っても患者に生存の可能性がなく、家族に臓器提供の意思が有る場合、その家族の善意を最大限にサポートして、臓器提供に結びつけるために、脳死判定においてはマニュアルを作成し、マニュアルに則って判定を行うことにより、安全に施行できるようにする。臓器提供の意思の表明に対しては、周囲からの圧力がかからないような配慮を行う。臓器提供の意思が確認できれば、院内の臓器移植倫理委員会を２回開催し法的脳死判定を行うかどうかを協議する。その後、２回の法的脳死判定で脳死と判定された場合に、臓器摘出の手術を行う。

審議結果

本研究の医療・医学上の意義を認め、かつ倫理的に妥当と判断し、承認する。
但し、以下の点について加筆・修正ならびに作成すること。

1. P.14・6-1-5　（第二回脳死判定委員会の開催）　欄
   1. p.101「脳死判定委員会開催申請書（第２回）」について記載をすること。その際、6-1-3の表現を参考にすること。
   2. 「委員長が脳死判定実施・・・決定する。」欄の"委員長"を削除すること。
2. （脳死判定委員会）と（倫理委員会）の位置づけについて
   脳死判定委員会の替わりに、原案の脳死判定員会と倫理委員会の役割とを合わせた倫理委員会（例：臓器移植倫理員会）を創設し、委員会規程を作成すること。その際、下記の資料を添付すること。
   1. 規程（案）→修正確認（全倫理委員）
   2. 規程1に基づいた実施計画書
   3. 2に基づいたフローチャート

判定

条件付承認