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食物蛋白誘発胃腸炎について
食物蛋白誘発胃腸炎 (Food-protein-induced enterocolitis syndrome: FPIES)とは
特定の食物摂取後、1-4時間ほどしてから、何度も吐くことを繰り返します。 その後、下痢が起きることも多いです。 ひどいときは、脱水状態になり、細胞外液点滴、ステロイド静脈注射などの救急治療が必要な場合もあります。
0-1歳の乳児に多いのですが、成人の方もいて、高齢になっても嘔吐が続いている方もいらっしゃいます。
原因食物が血液検査では陽性にならないため、診断に苦慮することが多いと思います。 2回以上同様のエピソードが見られたときや入院負荷試験で再現されたときに診断されます。
難治性疾患の医療費補助は、2歳未満の発症の方に行われていますが、それ以上の年齢での発症の方は、残念ながら対象となっていません。