- トップ
- > 患者・ご家族の方へ
- > 妊娠・出産をお考えの方
- > 専門外来のご案内
- > 多胎妊娠外来:臨床研究について
多胎妊娠外来:臨床研究について
臨床研究について
当センターでは、双胎妊娠やふたごの発達に関する臨床研究を行っています。得られた結果はふたご妊娠に関する医療の発展や社会への啓蒙に役立てられます。ぜひご協力をお願いいたします。(参加は任意となります)
1.双胎妊娠における母体メンタルヘルスと児の発達に関する出生コホート研究
ふたごを妊娠・出産されたお母さんのメンタルヘルスや母児の愛着関係に着目し、お子様の発育および発達との関係を調査する研究です。本研究で収集するデータは胎児発育や妊娠中の経過、分娩・産後の経過などの診療情報、そしてお母さんとお子さんに関する各種アンケート調査(妊娠初期、産後、1歳半のとき、3歳のとき)です。ふたごの発育・発達と自閉症スペクトラム障害の発症頻度、産後うつや母児の愛着形成の影響について調査し、これらに影響する周産期リスク因子(妊娠・分娩背景)について明らかにします。
本研究で得られた結果は、学会発表や論文発表などを通じてひろく社会に情報発信を行い、ふたごの妊娠に対する社会の理解を啓蒙します。また本研究の結果は日本初の妊娠期からの双胎コホートデータとして極めて貴重であり 、将来的には診療ガイドライン作成などの際に有用となる基礎データとなります。
研究の詳細についてお知りになりたい方は多胎外来各担当医、もしくは下記にお問い合わせください。
双胎妊娠における母体メンタルヘルスと児の発達に関する出生コホート研究
事務局:国立成育医療研究センター 周産期・母性診療センター
担当者:東 裕福(あずま ひろみつ)
連絡先:〒158-8535 東京都世田谷区大蔵2-10-1
電話番号 03-3416-0181 FAX 03-3416-2222
2.双胎妊娠における妊娠高血圧症候群の発症予測に関する研究
妊娠高血圧症候群は妊娠に関連して高血圧や多臓器障害を起こす病気で、妊婦さんや赤ちゃんの予後を悪化させる原因となります。双胎妊娠では単胎妊娠よりも発症率が高く、約10%と言われていますが、いまだ双胎妊娠では精度の良い発症予測ができません。
本研究では双胎妊娠の方を登録し、妊娠初期に妊婦さんから血液を含めた様々な情報を収集することによって、将来的に精度の高い妊娠高血圧症候群の発症予測を目指します。
研究の詳細についてお知りになりたい方は多胎外来各担当医、もしくは下記にお問い合わせください。
双胎妊娠における妊娠高血圧症候群の発症予測に関する研究
事務局:国立成育医療研究センター 周産期・母性診療センター
担当者:小澤 克典(おざわ かつすけ)
連絡先:〒158-8535 東京都世田谷区大蔵2-10-1
電話番号 03-3416-0181 FAX 03-3416-2222