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弛緩出血について
弛緩出血ってなに??
弛緩出血は、赤ちゃんが生まれ、胎盤も取り出された後に、子宮からの出血が止まらない状態のことを言います。
どうして、出血がとまらないの?
お腹の中にいる赤ちゃんは、胎盤からの血液を通して酸素や栄養をもらっているため、子宮には血が集まりやすい状態になっています。
通常、赤ちゃんが生まれると子宮は元の大きさに戻ろうと急速に縮まるため、出血が止まるのですが、その縮まる力が弱かったり、子宮の戻りが悪いと、出血が止まらない状態になります。
治療法はあるの?
弛緩出血の治療としては、マッサージをしたり、子宮の収縮を促す薬を使ったりします。それでも血が止まらない場合は輸血をし(全体の約3%)、最悪のケースでは命を救うために子宮を摘出することあります(1万人に1人の割合です)。
こんな方は、注意を!
- 分娩に時間がかかり、難産になった時(子宮が疲れてしまうため)
- 双子の出産(子宮がのびきってしまうため)
- 筋腫などがある など
国立成育医療研究センターでの出産について
国立成育医療研究センターは、ハイリスクな方も、そうでない方も、すべての妊婦さんにご出産いただけます。
周産期の診療科は、産科、胎児診療科、不育診療科・妊娠免疫科、新生児科、産科麻酔科、母性内科、不妊診療科、周産期歯科があります。また、新生児集中治療室(NICU)を備える小児の総合病院でもあるため、出産後すぐの治療が必要な場合も、対応できます。
産科麻酔科では、医師が365日24時間無痛分娩に対応し、赤ちゃんの生まれるタイミングで安心して分娩に臨めます。
また、手ぶらで入院やお祝いディナー、里帰り出産、また上のお子さんの立会い出産にも対応していますので、ぜひ当センターでの出産をご検討ください。
初診の予約方法
患者さんご自身で予約センターへご連絡いただき、予約をお取りください。
早めの受診が必要な場合
医師の診断により早めの受診が必要な場合には、現在の主治医から医療連携室へご連絡をお願い致します。