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癒着胎盤について
癒着胎盤って、なに??
癒着胎盤は、胎盤の組織の一部(絨毛)が子宮の筋肉の内側に入り込んで、胎盤が子宮の壁からはがれない状態をいいます。大出血や子宮摘出などにつながる可能性もあるものです。
癒着胎盤は、事前にわかるの?
癒着胎盤は正確な診断が難しく、赤ちゃんを取り出した後に、胎盤が子宮からはがれないために分かることがほとんどで、事前には分かりません。
どんなリスクがあるの?対応は?
赤ちゃんが生まれても胎盤がはがれきれず、はがれた部分の子宮壁から大出血が起こる可能性があります。出血を止めることは困難なため、母体の命に関わる状態であれば、輸血や子宮摘出が必要になります。
帝王切開の前に癒着胎盤が強く疑われるような時は、胎盤を子宮からはがさず、そのまま子宮を摘出するか、胎盤を子宮内に残したまま子宮の切開創を縫い合わせることも、まれにあります。
どんな人に、起こりやすいの?
- 前置胎盤の方
- 帝王切開での出産経験がある方
- 妊娠中絶や流産などで、子宮内容除去手術の経験のある方
- 多々妊娠の方
国立成育医療研究センターでの出産について
国立成育医療研究センターは、ハイリスクな方も、そうでない方も、すべての妊婦さんにご出産いただけます。
周産期の診療科は、産科、胎児診療科、不育診療科・妊娠免疫科、新生児科、産科麻酔科、母性内科、不妊診療科、周産期歯科があります。また、新生児集中治療室(NICU)を備える小児の総合病院でもあるため、出産後すぐの治療が必要な場合も、対応できます。
産科麻酔科では、医師が365日24時間無痛分娩に対応し、赤ちゃんの生まれるタイミングで安心して分娩に臨めます。
また、手ぶらで入院やお祝いディナー、里帰り出産、また上のお子さんの立会い出産にも対応していますので、ぜひ当センターでの出産をご検討ください。
初診の予約方法
患者さんご自身で予約センターへご連絡いただき、予約をお取りください。
早めの受診が必要な場合
医師の診断により早めの受診が必要な場合には、現在の主治医から医療連携室へご連絡をお願い致します。