代表: 03-3416-0181 / 予約センター(病院): 03-5494-7300
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里帰り出産・セミオープンを希望される方へ

里帰り出産・セミオープンとは、妊娠初期~中期にお住まいの地域の医療機関で妊婦健診を受け、出産予定日が近づいてきたら実家近くまたは連携する医療機関に転院し、そこで妊婦健診や出産を行うことです。当センターでは里帰り出産・セミオープンを受け入れており、里帰り出産・セミオープンの方にも安心して出産を迎えていただける体制を整えています。ここでは、里帰り出産について解説するとともに、当センターでの出産の流れや注意事項などをご紹介します。

里帰り出産の特徴

里帰り出産とは、普段暮らしている場所から近い医療機関ではなく、実家などの近くの医療機関で出産することです。里帰り出産は、妊娠後期と産後の生活を妊婦さんが慣れ親しんだ実家でストレスなく過ごし、出産を迎えられることが特徴です。実家で過ごすことにより、複数の大人で赤ちゃんの世話をすることができるほか、妊婦さんは出産の準備や育児、体調の回復に専念できます。

里帰り出産によくある疑問

里帰り出産を考えるとき、特に初産の場合はわからないことがたくさんあるものです。里帰り出産に関してよくある疑問にお答えします。

いつ頃実家に帰ればいい?

里帰り出産でいつ頃帰省するかについて、当センターでは妊娠34週6日までに2回目の受診をお願いしていますので、これを目安にしてください。ただし、合併症のある妊婦さんや帝王切開予定の妊婦さんについては、34週6日よりも早い日程で2回目の受診をしていただいています。詳しくは「当センターでの里帰り出産・セミオープン の流れ」の「2回目の受診に関する注意事項」をお読みください。

里帰り出産に必要な持ち物は?

里帰り出産に必要な持ち物は、基本的に通常の出産のときと同じです。帰省前に用意しておくもの、帰省してから調達するものをリストアップしておきましょう。なお、パジャマやアメニティグッズは、当センターでご用意可能です。

入院時に必要なもの

  • 入院申込書、身元引受書、預り金
  • 出産育児一時金支払制度の申請書
  • 健康保険証
  • 印章
  • 母子健康手帳
  • 診察券(赤ちゃんとお母さんの分)
  • 問診票
  • 同意書(渡されている方)
  • 普段から飲んでいる薬
  • 下着類、産褥パッド

いつ頃退院できる?

出産後、退院できる時期は経膣分娩で6日目、帝王切開で8日目が目安です。


当センターでの里帰り出産・セミオープンの流れ

当センターで里帰り出産をする際の流れについてご紹介します。ぜひ、パートナーやご家族の方と一緒ににお読みいただき、里帰り出産までのスケジュールについて話し合っておいてください。

妊娠16週まで:1回目受診(初診)、分娩予約

当センターで里帰り出産・セミオープンを希望の場合は、妊娠16週までに一度当センターを受診の上、分娩予約をしていただきます。分娩予約のために受診していただいた際には、血液検査などの特別な検査はありません。
当センターへの受診予約は、妊婦さん個人でご連絡いただくほか、通院中の医療機関から当センターにご連絡いただくことも可能です。

ご予約の際は「里帰り分娩希望」とお伝えください。

国立成育医療研究センター 産科予約センター

03-5494-8141

月~金曜日(祝祭日を除く) 9時〜17時


妊娠20週前後:胎児スクリーニング超音波検査

当センターでは、通常妊娠20週と妊娠30週に胎児スクリーニング超音波検査(30分程度かけて、超音波で判断可能な胎児の先天性疾患を詳細にチェックする検査)を行っています。里帰り分娩を検討されている妊婦さんには、妊娠20週前後での予約取得を初診時にご提案しています。当センターは本検査を非常に重要な検査と考えておりますので、極力この時期に検査をお受けいただきますようお願いいたします。
タイミングが難しければ妊娠20~30週の間に検査を行うことも可能ですが、予約センターでの予約ができないため、代表電話にお電話いただき医師と直接相談のうえ予約取得をお願いいたします。※再診日同日にスクリーニング検査を受けることは、当センターのシステム上お受けできません。
国立成育医療研究センター(代表)03-3416-0181 月~金曜日(祝祭日を除く) 9時~17時


妊娠34週6日まで:2回目受診(再診)

妊娠34週6日までに、当センターで2回目の受診をお願いいたします。それまでの妊婦健診は、お住まいの地域の医療機関での受診となります。2回目の受診以降は、医師の指示に従って当センターを定期的に受診していただきますので、里帰り出産の方は妊娠34週6日までには実家に帰省できるようにスケジュールを組むのがおすすめです。
なお、2回目の受診のタイミングは状況により異なる場合があります。必ず以下の注意事項もお読みください。

2回目の受診に関する注意事項

過去に帝王切開・子宮手術をされた方
2回目の受診日は妊娠32週6日までとさせていただきます。

胎盤の位置異常(前置胎盤、低置胎盤)を伴う方

2回目の受診日は妊娠30週6日までとさせていただきます。
その他の妊娠中の合併症が判明した方(子宮内胎児発育遅延や切迫早産など)
2回目の受診日は個別に判断いたしますので、かかりつけ医から当センターへご連絡いただくようお伝えください。なお、妊娠糖尿病については軽度であれば通常通りの再診日で問題ありません。


入院・出産

いつ陣痛が来てもいいように、入院時に必要なものはキャリーバッグなどにまとめておきましょう。陣痛や破水となったら、当センターに電話連絡の上、来院をお願いいたしします。陣痛・破水かどうかの判断に迷った場合には、まず電話でご相談下さい。出産が近いと医師が判断した場合は、そのまま入院の手続きを行いますので、入院時に必要なものをお持ちいただくのがおすすめです。パジャマやアメニティグッズは、当センターにご用意があります。


当センターにおける注意事項

当センターでの里帰り出産・セミオープンについて、検査などに関する注意事項をお伝えします。

検査などに関する注意事項

  • 妊娠初期には通常、採血検査を行いますが、検査項目については病院ごとに異なります。2回目の受診時(妊娠30週頃)時に、それまでにかかっていた医療機関の診療情報提供書を当センターで確認の上、追加で検査したほうが良いと判断した項目については追加で採血検査を行います。分娩予約のため1回目に受診していただいた際には、血液検査はありません。
  • 当センターでは、通常妊娠20週と30週に胎児スクリーニング超音波検査(30分程度かけて、超音波で判断可能な胎児の先天性疾患を詳細にチェックする検査)を行っています。当センターでは、できるだけこの検査を一度は受けていただきたいと考えており、1回目の受診時に妊娠20週前後での検査予約をご提案しています。タイミングが難しければ妊娠20~30週のあいだのどこかで検査を行うことも可能です。一般的に、妊娠後期になると胎児超音波を用いた詳細な部位のチェックが困難になるため、2回目の受診前に一度スクリーニングのための受診をおすすめしています(2回目の受診日同日にスクリーニング検査を受けることは、当センターのシステム上お受けできません)。
  • 2回目の受診日には助産師外来を同時にお受けいただきます(予約センターで予約可能です)。
  • 妊娠10~16週に母体の血液を用いて行う新しい出生前遺伝学的検査(NIPT)について、当センターでは十分なカウンセリングを受けていただいた上で実施しております。ご希望の場合はご相談ください。

その他注意事項

  • 無痛分娩も可能です。無痛分娩をご希望の方は、2回目の受診後に麻酔科外来を受診していただきます。予約による人数制限はなく、医学的に無痛分娩ができないと判断される場合を除いてご希望にそって無痛分娩をお受けいただけますのでご安心下さい。
  • 2回目の受診前に妊娠高血圧症候群や重度の切迫早産などが判明した場合には、NICU(新生児集中治療室)の受け入れに限りがあるため、他の周産期センターに管理を依頼する場合があります(2回目の受診前の救急搬送などにつきましても、他の医療機関に依頼することがあります)。
  • 当センターでの出産についてウェブサイトを適時更新しておりますので、ご参考になさってください。

ご予約の際は「里帰り分娩希望」とお伝えください。

国立成育医療研究センター 産科予約センター

03-5494-8141

月~金曜日(祝祭日を除く) 9時〜17時



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