代表: 03-3416-0181 / 予約センター(病院): 03-5494-7300
〈月~金曜日(祝祭日を除く)9時〜17時〉

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ファシリティドッグ「マサの部屋」

ファシリティドッグは、病院で活動するために専門的に育成された犬のことです。ハンドラーと呼ばれる、犬をあつかう研修を受けた臨床経験のある看護師とともに、入院患者の治療や療養生活に関わります。大きな特徴は、導入する病院の専属となり、それぞれの病院のニーズに合わせた活動を行えることや、患者さんが同じ犬と長期にわたって触れ合えることです。
導入のためには、犬およびハンドラーのトレーニング、犬の飼育管理費用(定期的な獣医師の検査と診察、ドッグトレーナーによるフォローアップ、他)ハンドラー人件費などで年間約1,000万円の費用が必要となります。
当センターでは、その費用を皆さまからのご寄付でまかなっています。

ファシリティドッグのご紹介

名前:マサ
犬種:ラブラドール・レトリーバー
誕生日:2019年3月7日生まれの男の子
出身地:オーストラリア
性格・特徴:落ち着きがあり、多様な疾患の対応に強みがあります
家系:介助犬や盲導犬を世界中に輩出しています

~名前の由来~

ファシリティドッグの運営をしているNPO法人(シャイン・オン!キッズ)設立に尽力し、深く関わった、当センター固形腫瘍専門医長の熊谷昌明先生にちなんで名付けられました。熊谷先生は大変残念ながら2012年にお亡くなりになりましたが、マサの活躍を見守って下さっているのではないかと思います。

~マサの業務日誌~(過去の業務日誌はこちら

マサは、当センター「病院」と「もみじの家」で働いています。マサがどのように活動しているのかをご紹介する「マサの業務日誌」。8・9月活動分を公開中です。

ハンドラ―のご紹介

名前:権守礼美(ごんのかみ あやみ)
職歴:小児看護専門看護師

~ご挨拶~

この度、ファシリティドッグのマサのハンドラーとして、皆様と一緒に、療養中の子どもたちとご家族をサポートさせていただくこととなりました。私は学生の頃より、小児看護に携わりたいと思い、他県小児専門病院に就職いたしました。その臨床経験20年以上の中では、先天性心疾患を中心に、病棟・ICU・手術室・外来看護を経験しています。2012年には、小児看護専門看護師の資格も取得し、胎児期から成人期を見据えた看護を提供するため、数年成人病院での経験も積み重ね、この度ハンドラーとしての道を歩む選択をいたしました。
幼少期から犬を飼い、生活の中に必ず犬がいて、その生活は、楽しく癒されるものでした。病気に向き合い、闘う子どもたちとご家族に、そのような時間を提供しながら、とっても賢いマサとともにチームの一員として、子どもたちやご家族の力を引き出し、サポートしていきたいと思っています。

子ども達へのメリット

  • ファシリティドッグと触れ合うことで、子ども達に安らぎを与え、ストレスの軽減が期待されます。
  • 子ども達と一緒に手術室へ行ったり、採血などに寄り添ったりすることで、子ども達自身が治療に対して前向きに取り組めるような手伝いをしてくれます。

※これまでに導入している病院の事例では、パニックを起こさずに麻酔導入できたということも報告されています。

具体的な介入例

  • 経口摂取や内服の応援
  • リハビリへの参加(歩行訓練,作業療法等)
  • 処置(ルート確保,採血、抜糸等)の付き添い
  • 手術室、検査や治療(画像検査,放射線治療等)の付き添い
  • 具合が悪い時や処置後の添い寝
  • 院内イベント
  • ターミナルケア、など
内服支援の様子
【内服支援の様子】
マサと触れ合い
【マサと触れ合い】

ご寄付のお願い

ファシリティドッグは、犬の飼育管理費用(定期的な動物病院での検査と診察、ドッグトレーナーによるフォローアップ他)ハンドラーの人件費などの直接経費として年間約1,000万円の費用が必要となります。
ファシリティドッグは診療報酬制度の対象になっていませんが、患者さんとご家族のために病院として導入を決めました。皆さまからのご寄付とご支援で運営が成り立っています。
何卒、宜しくお願いいたします。
ご寄付をお考えの方は、こちらの寄付ページをご覧ください。

協力団体紹介

認定 特定非営利活動法人 シャイン・オン・キッズ

シャイン・オン!キッズは、日本の小児がんや重い病気を患っている子どもたちとそのご家族の生活が楽になるよう支えることを目的に設立されました。
以下の3項目を目標としています。
  1. 小児がんや重い病気の子どもたちとそのご家族を力づける活動
  2. 医療チームと治療の充実のための活動
  3. 小児がんの認知を高める活動:学会の参加、ボランティア活動、スポンサー企業との連携

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