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臨床指標・診療実績 医療の質 (Quality Indicator)

クオリティ・インディケーターとは医療の質を評価する指標です。その指標を分析することにより、医療の質を知り、経時的に公表しながら、医療の質を向上させることを目的としています。

病院全体の指標

2020 2021 2022
延入院患者数 122,133人 136,253人 129,776人
延外来患者数 203,921人 221,076人 205,562人
平均在院日数 9.4日 9.5日 10.2日
病床利用率 68.3% 76.2% 79.4%
死亡退院数 38人 36人 43人
  1. 延入院患者数(退院患者数+当日末在院患者数)および外来患者数(初診患者数+再診患者数):1年間の延入院患者及び外来患者の数です。
  2. 平均在院日数:1人の患者さんの平均入院日数です。
  3. 病床利用率:実際に使用しているベッド数のうち、どのくらい使用しているかを表しています。
  4. 死亡退院数:亡くなった患者さんの数です。

救急医療に関する指標

2020 2021 2022
年間救急患者数 17,383人 23,131人 27,224人
年間救急搬送受入件数 186件 269件 378件
  1. 年間救急患者数:1年間に救急外来を受診した患者さんの数です。
  2. 年間救急搬送受入件数:1年間に救急車を受け入れた数です。

放射線および検査に関する指標

2020 2021 2022
CT件数 4813件 4813件 4855件
MRI件数 3977件 4423件

4261件

  1. CT件数:1年間に実施したCT検査の件数です。
  2. MRI件数:1年間に実施したMRI検査の件数です。

薬剤に関する指標

2020 2021 2022
薬剤管理指導料件数 9919件 11455件 11855件
後発医薬品比率
(数量割合)
87.7% 87.2% 88.2%
退院時薬剤情報管理指導料件数 3900件 3844件 4001件
  1. 薬剤管理指導料件数:薬剤師が入院患者さんの使用している薬について、適切な投与量、相互作用の有無、副作用の発現などを適宜確認し、患者さんや保護者の方にくすりの説明や服薬支援を行った件数です。
  2. 後発医薬品比率(数量割合):後発医薬品いわゆるジェネリックを使用している割合です{後発医薬品数/(後発品のある先発医薬品数+後発医薬品数) ×100}。
  3. 退院時薬剤情報管理指導料件数:患者さんが退院後も医薬品を安全に使用いただくために、入院中に使用したくすりを確認し、退院するときにおくすり手帳に記載(シールを交付)して家庭で使用するくすりの説明を行った件数です。

栄養に関する指標

2020 2021 2022
年間栄養指導件数 1580件 2014件 1709件
栄養サポートチーム(NST)活動件数 105件 95件 91件
  1. 年間栄養指導件数:1年間に管理栄養士が患者さんに栄養指導を行った件数です。
  2. 栄養サポートチーム(NST)活動件数:管理栄養士、医師、看護師、薬剤師、理学療法士などが栄養サポートチーム(NST)を作り、病気は手術のために十分な食事をとれない患者さんに、適切な栄養の投与方法を提案するなどの活動を行っています。

医療安全に関する指標

2020 2021 2022
インシデントレポート
報告件数
4848件 5187件 5416件
転倒・転落率 0.11 0.09 0.14
医療安全講習会参加率 95.9% 91.8% 94.8%
  1. インシデントレポート報告件数:インシデントレポートとは、事故につながりかねないような出来事を報告するレポートです。その出来事を分析して事故防止のための対策を講じています。職員にできるだけ多く報告してもらい事故予防に役立てます。
  2. 転倒・転落率:病院内で転倒や転落を起こした件数を全体の入院患者数で割っています。小児が多く入院している病院なので、加齢による転倒はほとんどありません。転倒転落率=転倒転落報告件数/入院延べ患者数
  3. 医療安全講習会参加率:医療に関する事故を防ぐために、定期的に医療安全講習を行っています。その講習に参加した人数を全職員数(派遣や非常勤職員も含む)で割った数です。

感染に関する指標

2020 2021 2022
黄色ブドウ球菌
(MRSA)比率
44% 46% 33%
抗菌薬適正使用支援チーム(AST)確認介入率 97% 94% 93%
感染教育講習会参加率 92% 92% 96%
成人患者血液培養採取
2セット率
97% 90% 90%
  1. 黄色ブドウ球菌(MRSA)比率:メチシリン耐性黄色ブドウ球菌 (MRSA)は,多くの抗菌薬が効きにくい菌、いわゆる耐性菌の代表的な菌の1つです。この指標は、抗菌薬を適正に使用できているか、感染対策を効果的に実施できているかの目安のひとつです。
  2. 抗菌薬適正使用支援チーム(AST)確認介入件数:抗菌薬適正使用支援チーム(AST)は、医師、看護師、薬剤師、検査技師を中心として、患者さんへ、適切に抗菌薬を使用することを支援し、感染症の治療効果を高めるとともに、耐性菌の発生を抑制することも目的としているチームです。 この指標は広域抗菌薬使用時、ASTが介入している割合を示し、抗菌薬の適正使用がどの程度実施されているかの目安です。
  3. 感染教育講習会参加率:感染に対する派遣や非常勤を含む職員の意識の向上を図り、感染対策を向上させるために年に定期的に感染に関する講習を行っています。
  4. 成人血液培養採取2セット率:菌血症が疑われる成人患者で血液培養が採取される際には2セット提出することが一般的に推奨されており、その割合を示しています。

地域連携に関する指標

2020 2021 2022
紹介率 92.8% 86.6% 85.0%
逆紹介率 42.0% 41.0% 57.4%
  1. 紹介率・逆紹介率:紹介率は他の病院や診療所から紹介状を持参して受診した患者さんの割合です。逆紹介率は、当院から他の病院や診療所へ紹介した患者さんの割合です。
    紹介率=((紹介患者数/初診患者数)×100
    逆紹介率=(逆紹介患者数/初診患者数)×100

産科関連の指標

2020 2021 2022
帝王切開率 40.2% 41.5% 47.4%
予定帝王切開率 20.1% 21.1% 21.8%
緊急帝王切開率 20.2% 20.4% 25.6%
母体搬送受け入れ率 70.0% 60.1% 51.8%
34週以降早産(児の数)率 8.7% 9.3% 9.6%
34週未満早産(児の数)率 5.1% 4.4% 5.6%
多胎妊娠分娩の割合 5.3% 5.7% 5.4%
無痛分娩の割合 52.6% 55.0% 52.5%
  1. 帝王切開率・予定帝王切開率・緊急帝王切開率:帝王切開率は全分娩数に対する帝王切開での分娩数の割合です。予定されていた帝王切開率と緊急で実施した帝王切開率を分けて記載しています。
  2. 母体搬送受け入れ率:全妊婦さんの数のうち、妊婦さんやおなかの赤ちゃんの調子が悪く、妊婦さんを緊急で受け入れた数の割合です。
  3. 34週以降早産(児の数)率・34週未満早産(児の数)率・多胎妊娠分娩の割合:全出産数のうち、妊娠34週以降の早産(34週から36週)生まれた赤ちゃんの割合。34週未満で出生した赤ちゃんの割合、双子や三つ子などの分娩の割合です。
  4. 無痛分娩の割合:全分娩数のうち無痛分娩を行った割合です。

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