生理検査室
患者の体に直接、検査器具を装着したり、表面に当てることで、検査を行います。
心電図検査
心臓の働きを調べる検査です。胸・手足に電極を装着して行います。その他に、胸に電極を装着したまま24時間心電図を記録するホルター心電図の検査などを行っています。
検査項目
- 標準12誘導(14誘導)
- 負荷心電図(マスター心電図、トレッドミル検査)
- 自立神経機能検査(立位負荷)
- ホルター心電図(24時間)
- レートポテンシャル心音図
脳波検査(誘発電位検査)
脳の状態を調べる検査です。頭皮へ脳波検査用の電極にクリーム状の糊をつけ、決められた位置に装着し、装着後はベッドに寝ていただき、30分から1時間程度で終了します。覚醒時や睡眠時の脳波を記録するため、小さい子どもの場合は、医師の処方により眠くなる薬を飲んで検査を行うこともあります。
検査項目
- 一般脳波
- 脳波睡眠ポリグラフ
- 神経伝達速度検査(MCV、SCV、H波、F波、反復刺激、顔面神経、表面筋電図)
- 針筋電図(実施は医師)
- 誘発電位検査(SEP、ABR,VEP)
呼吸機能検査
肺の機能を調べる検査です。測定機器の管に装着したマウスピースを口にくわえ、鼻から息が漏れないようにクリップで摘んで、口からの呼吸で検査を行います。検査は技師の掛け声に合わせて行います。
検査項目
- スパイログラム
- 機密肺機能
聴力検査(聴覚検査)
音を聴き取る能力を調べる検査です。耳にヘッドホンを装着して行う検査や、耳の穴に耳栓を挿入して行う検査があります。
聴力検査は年齢に応じ、新生児が対象の新生児聴覚スクリーニング、乳幼児が対象の聴力検査(条件検索反応聴力検査、ピープショウテスト、遊戯聴力検査など)を行い、学童や成人では純音聴力放射検査などを行います。また、内耳の機能を検査する耳音響検査も行っています。
検査項目
- 標準純音検査
- 標準語音聴力検査
- ティンパノメトリー
- Auto-ABR
- 耳音響放射(DPOAE、TEOAE)
- 耳小骨筋反射
超音波検査
超音波を用いて各臓器の形態や組織の変化を調べる検査です。体の表面にゼリーをぬり、検査装具を当て超音波を送り、体内の臓器から反射してくる音を画像として表示する検査です。腹部・表在エコー、産科エコー(胎児)、心臓エコー等の検査を行っています。
疾患により、胎児外科手術や新生児科・関連科との連携により出生直後からの治療を行っています。
検査項目
- 心臓超音波検査
- 腹部(上腹部、下腹部)超音波検査
- 産科婦人科超音波検査(胎児エコー等)
- 体表超音波検査(甲状腺、その他表在組織)
- 腎、泌尿器超音波検査
サーモグラフィー検査
皮膚の温度を測る検査です