こころの診療科 フェロー研修プログラム
概要
- 子どもと周産期のこころの診療に関しては、その専門家の育成が急務となっており、社会から期待されている。
- こころの診療科のフェロー研修は、原則として小児科専門医を取得(見込み)の医師か、精神科指定医資格を取得(見込み)の医師を対象として3年を基本に行っている。その他、小児科と精神科の基本専門研修期間にある医師に関して、数か月間の研修も行っている。
- 研修の目的は子どもおよびその家族への社会心理学的な医療をおこなうのに必要な基礎的な知識と技術を習得することにあり、それに加えて、興味のある分野をさらに深く学び、基礎的な研究デザインを学ぶこともできる体制となっている。コンサルテーション・リエゾンのケースを多く学べることが特徴である。
- 日々の診療における指導に加え、週半日はスタッフ全員で回診を行ってフェローの診療に関する指導を行っている。その他、各種セミナー、ケース検討会議などのスケジュールが組まれている。また、児童相談所、児童福祉施設、療育機関などとの連携もあり、定期的に外部での研修を行うことも可能である。