がん化学療法認定看護師
がん化学療法は、小児がんの患者さんの治療そのものであり、また様々な副作用も起こりえる治療です。年齢によっては自分の体調の変化を看護師へ伝えられなかったり、急に具合が悪くなってしまうこともあります。
そのため、投与される抗がん剤の種類や量から、あらかじめ起こりえる副作用を予測し、できるだけ患者さんの心と身体への負担が軽く済むように、観察や日々のケアを行うのが、がん化学療法看護認定看護師の役割です。
化学療法が安全に確実に、患者さんにとって安楽に行われるよう、スタッフに対し勉強会を開催することもあります。 また、看護師は患者さんやご家族のすぐそばにいつもいるので、必要なことを必要なタイミングで医師などに伝え、協力し合えるようにしています。
小さい頃に抗がん剤の投与を受けた子どもたちには、将来にわたって心身に様々な影響が出てくることがあります。だからこそ、既に退院し外来に定期通院している方々に会い、成長している姿をみると、とても嬉しくなるんです。自分が今やっている仕事は、その子どもたちの将来につながること、子どもたちとご家族の未来に関わっていくことなのだと感じています。