小児看護専門看護師

小児看護専門看護師のミッションは、子どもたちが健やかに成長・発達していけるように療養生活を支援し、他の医療スタッフと連携して水準の高い看護を提供することです。当センターには、6名の小児看護専門看護師が勤務しており、病棟や外来で看護を提供しています。

小児看護専門看護師が特に大切にしているのは、子どもの権利を守る視点です。子どもと家族に直接関わる場合ももちろんですが、看護師たちが子どもと家族の看護に難しさを感じた時にも必ずこの視点に立ち返って一緒に考えるようにしています。また、検査や治療を「嫌だ！」と思う子どもの気持ちや、「どうして病院に通うの？」「なぜ薬を飲むの？」「そもそも自分の病気はどういう病気なの？」といった疑問を受け止め、発達に合わせた説明を行っています。こういった支援の積み重ねは、「知りたい」「こうしたい」という子どもの権利を守ること、長期的には子どもと家族の次のライフステージを支えることにもつながっていきます。

小児看護専門看護師は、看護師の教育に携わる役割も担っています。他分野の専門看護師と協働して勉強会の開催や、情報発信する資料を制作するなど、小児看護の質のボトムアップを目指して活動しています。