JCCG試験共通の放射線治療品質管理事項
JCCGの臨床試験の放射線治療品質管理で用いる資料は5種類あります。それぞれの資料の提出の手順と注意事項を示してあります。いずれの資料についても匿名化を確実に行うようにしてください。
放射線治療に用いる診断画像
放射線治療の治療計画に参考にする診断画像を放射線治療の品質管理に利用します。該当する診断画像をDICOM様式のファイルとしてCD-ROMに保存し、国立成育医療研究センター放射線診療部にお送りください。CD-ROM保存時に必ずデータの匿名化を行ってください。
放射線治療計画画像
放射線治療の治療計画データを放射線治療の品質管理に利用します。該当する放射線治療計画データをDICOM-RT様式のファイルとしてCD-ROMに保存し、国立成育医療研究センター放射線診療部にお送りください。CD-ROM保存時に必ずデータの匿名化を行っていください。
DICOM-RT様式のファイルの保存方法
DICOM-RT様式のファイルの保存方法は治療計画装置毎に異なります。治療計画装置毎の手順を示します。
- Eclipse
- Pinnacle (準備中)
照射野の照合に関連する画像
放射線治療時に照射部位の再現性をみるために撮影する照射野照合画像を放射線治療の品質管理に用います。照射野照合画像をDICOM様式またはJPEG様式のファイルとしてCD-ROMに保存し、国立成育医療研究センター放射線診療部にお送りください。CD-ROM保存時に必ずデータの匿名化を行っていください。
治療装置の技術的情報
放射線治療時の治療装置の出力、照射形成法、エネルギーなどの技術的情報は放射線治療の品質管理に用いられます。治療装置の技術的情報は各試験のCRFにある品質管理個票に記述してください。品質管理個票は国立成育医療研究センターのデータセンターにお送りください。
治療実績を示す記録
放射線治療の日々の治療の内容と実績を示す記録(照射録)を放射線治療の品質管理記録として用います。治療実績を示す記録が紙に記述されている場合、記録された紙面のコピーを、電子的管理されている場合は印刷したものを国立成育医療研究センターのデータセンターにお送りください。