- トップ
- > 患者・ご家族の方へ
- > 病院の紹介
- > 各診療部の紹介
- > 性分化・ジェンダーセンター
性分化・ジェンダーセンター
センター長からのあいさつ
性は、自身がどのような存在であるかを考える上で、もっとも基本的な部分を構成します。そのあり方は私たちが社会の中で生きていく上で、とても大切です。
DSD(性分化疾患)は、身体の性(こうした性をセックスといいます)を構成する部分(染色体、性腺、内外生殖器)のいずれか、あるいはその組み合わせが生まれつき非典型的(=一般的な人と異なる)である状態を指します。場合によって、生まれた時に外性器の形からはその場で男性女性を判別できない方もいます。そうした方は新生児期―小児期から成人期まで、多くの医療的な支援を必要とします。
性分化・ジェンダーセンターは、複数の診療科、他職種からなる医療チームで、小児期から若年成人までのDSDの方を、総合的かつ継続的に医療的立場より支援し、必要な医療を提供します。また、研究所や遺伝診療センターと連携して、DSDの原因解明や診断法開発を目指した研究も併せて行います。
診療内容・業務内容
検査
内分泌学的検査視床下部、下垂体、性腺のホルモン刺激試験など
画像検査
超音波、CT、MRI、膀胱鏡、尿道造影、腹腔鏡など
遺伝学的検査
染色体検査、SRY遺伝子定性検査、遺伝子解析など
心理学的検査
心理検査
発達に関連する検査
性に関する検査など
治療 (いずれも社会的性や病態に応じて行います)
内科的治療ホルモン療法など
外科的治療
外性器・内性器形成術、性腺に関する外科的治療など
性の選択の支援
新生児期に発見される性分化疾患の一部では、迅速に法律上の性を決定する必要に迫られることがあります。当センターでは、緊急対応を要するこのような性分化疾患のお子さんに対しての対応も行います。
また性分化疾患の患者さんで、その後、決定された性(ジェンダー)に対して違和感を持つお子さんや思春期の方に対する医療的支援も行います。
診療チーム
内分泌・代謝科
こころの診療科
泌尿器科
産婦人科・女性の健康総合センター
臨床遺伝専門医/遺伝子診療科
ソーシャルワーカー
臨床心理士
看護師
性分化・ジェンダーセンター主要スタッフ
内分泌代謝科:診療部長 鹿島田 健一(センター長)
こころの診療科:医長 岸本 真希子
泌尿器科:診療部長 長谷川 雄一
産科:医長 佐々木 愛子
女性の健康総合センター:センター長 小宮 ひろみ
遺伝診療センター:センター長 黒澤 健司
研究所:副所長 深見 真紀
受診方法
紹介状が必要です。受診を希望される方は、予約センターまでご連絡ください。
国立成育医療研究センター 予約センター
03-5494-7300月~金曜日(祝祭日を除く)9時~17時