産科
お知らせ
基本情報
ハイリスク妊娠や産科救急を中心にリスクの無い方も広く受け入れ、診療を行っています。産科の特徴として、小児疾患を克服した方の妊娠(移行期)の管理も、各専門診療科と協力して行っています。また、地域医療への貢献も重要であり、近隣の方の正常妊娠や里帰り出産も受け入れています。当センターでの出産について詳しくは「妊娠・出産をお考えの方」をご覧ください。
診療内容・業務内容
センター長1名・診療部長4名・医長3名・医員7名・フェロー10名・レジデント5名の体制で診療を行っています。周産期・母性診療センター内の各科(胎児診療科・新生児科・母性内科、産科麻酔科)とローテーションを行い、チーム診療の体制を強化しています。また、看護スタッフとの定期的なカンファレンスを行い、連携を行っています。さらに、コホート研究などの臨床研究も積極的に行っており、国内外への周産期医療の情報発信を目指しています。
治療方針
エビデンスに沿った周産期管理を目指しています。正常妊娠・分娩においては不必要な介入を減らすことも重要であると考えています。学会ガイドラインに沿った管理を基本としていますが、希少疾患については既存の論文報告などをレビューしカンファレンスにて患者さんごとに方針を決定しています。
専門分野
多胎妊娠、骨盤位妊娠、FGR(胎児発育不全)、合併症妊娠、早産に関しては専門外来・チームを構成し、診療にあたっています。前置胎盤などの大量出血が想定される疾患においても、自己血輸血や放射線科との連携の下で子宮動脈塞栓術(UAE)にも対応しています。また、妊娠高血圧症候群・産褥出血などの救急搬送を受け入れています。産科麻酔科の協力で無痛分娩にも対応しています。
対象疾患
- 正常妊娠・分娩
- 多胎妊娠
- 骨盤位妊娠に対する外回転術
- 早産既往
- 妊娠高血圧症候群
- 前置胎盤
- 合併症妊娠
膠原病(SLE、抗リン脂質抗体症候群、慢性関節リウマチなど)
糖尿病
甲状腺疾患
小児期疾患からの移行
(胆道閉鎖症術後、小児悪性腫瘍治療後、小児期先天性構築異常治療後、川崎病治療後など)
専門外来
診療実績
| 2021 | 2022 | 2023 |
---|---|---|---|
分娩数 | 2270 | 2106 | 2031 |
(生産数) | (2191) | (1917) | (1957) |
経腟分娩 | 1359 | 1204 | 1114 |
帝王切開 | 891 | 902 | 917 |
帝王切開率 | 39.25% | 42.80% | 45.15% |
無痛分娩 | 1180 | 1071 | 981 |
無痛分娩率 | 51.98% | 50.85% | 48.30% |
多胎 | 122 | 105 | 119 |
受診方法
受診には予約が必要です。産科予約センターに連絡し、予約してください。予約の変更も産科予約センターで対応します。
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外来診療担当表は、こちらをご覧ください。
初診・再診
予約については下記をご確認ください。
緊急で受診が必要なとき
現在かかっている医療機関の医師から直接、医療連携室(TEL:03-5494-5486 (月~金 祝祭日を除く 8時30分から16時30分)へご連絡をお願い致します。